2.1 概要
一般診断は既設木造住宅の耐震補強の必要性を判断することを目標とした診断法です。
従って、破壊的な調査は想定していませんが、床下や天井裏など、調査可能な箇所から可能な限り情報を得るようにし、正確な耐震診断を行うことが必要です。
2.2 全体のフロー
一般診断の流れは下図の様になります。
従来の精密診断法と比べると、
- 基礎・地盤と上部構造の評価が分離されたこと
- 多雪地域における積雪の影響が考慮されたこと
- 垂壁付独立柱の耐力が評価可能になったこと
- 壁配置の影響・水平構面の強度を考慮するようになったこと
といった点が大きく変っています。
※本図は説明用に独自に作成したものです。診断法記載のものとは異なります。
©2004, tahara architects. last modified 2004/07/28