国土交通省 国土技術政策総合研究所のHPにて、木造住宅モルタル外壁の設計・施工に関する技術資料(国総研資料 第 779 号) が公開されています。
この資料は、モルタル外壁の強度・耐久性、また施工管理の考え方についても非常に参考になると思われるので紹介します。
下記のリンク先からpdfの資料をダウンロード出来ます
日本建築仕上材工業会 軽量セメントモルタル部会で行われた、モルタル外壁の調査・実験・研究に関する報告書が、同部会のHPで公開されています。
こちらも参考になると思われるので紹介します。
下記のリンク先ページの2番目のリンク「既調合軽量セメントモルタル仕上げ外壁の構造性能に関する調査研究報告書」よりpdfの資料をダウンロード出来ます。
当研究所では実務において高耐力のラスモルタル外壁を、S教会やその他公共木造建築で採用しています(上記の実験・研究以前のものもあり、提案されている仕様に準拠していない部分もあります)。
実例では、外廻長さ≒100mで一切目地をいれていない壁面も実現しています。
この高性能なラスモルタル外壁は、大変形時にも大きなひび割れが入りにくい性能が有り、脱落・剥離等が起きにくく、耐久性・耐震性能にすぐれた外壁です。
高性能ラスモルタルを外壁に使用することで、一般的な筋かい耐力壁のみで構成される建物と比較すると、実質30%以上耐震性能が向上することが実験で確かめられています。
耐久性や耐火性能に優れたラスモルタル外壁を木造建築に使用することは、これからの都市部での木造化推進の仕様の一部になり得ると思います