丸柱脚と基礎の隙間にはくさびが打ち込まれていた。 これは長期的に見れば沈下の原因となるので改修し、62と同様な措置をとれば耐震的な効果がある。
土壁がある箇所に基礎が設置されていないため、将来的には沈下が起こる可能性があり、大地震時には土壁自身が砕け落ちる可能性がある。 このような基礎のない土壁は、必ず改修した方がよいと思われる。
床・天井勝ちの間仕切り壁は、室内からは一見、完全な耐力壁に見えるが、面材要素が天井や床板で切れているので、実際には垂壁や腰壁に近い構造である。