垂壁・腰壁等の小壁だけで水平力に抵抗する場合は、垂壁・腰壁は梁から土台に水平力を伝えることが出来ないので、柱を通じてせん断力が伝わる。
小壁はモーメントに対してのみ抵抗する。
このとき、面材内部のせん断応力の釣り合いによって、開口部の枠材に水平方向の力が発生し、枠材が柱から引き抜けたり、柱を折り曲げたりするように働く。
柱にはせん断力による曲げが生じ、また、開口部が大きい場合は曲げによる変形が大きくなる恐れがある。
小壁をウェブ、枠材・梁をフランジとしたIビームによるラーメン架構的なものになる。