帰京には、必ず車を使う。高速は名神・東名でなく、走行距離が20kmほど長くなるが中央道を利用する。
理由は次の通りだ。
・愛犬を連れていかねばならない・・・因みに彼女はご主人と同様、ドライブが大好きだ。
・新幹線より安くつく・・・その上、ETCを利用すれば、5万円の前払いに8千円が加算される。
・東名は(全部ではないが)、横暴なトラックが顔を利かせて走る。特に夜間はひどい。
・快適なドライブが楽しめる・・・中央道を利用すると、アップダウンや3000m級の山を見ながらのドライブが楽しめる。
・途中で温泉に立ち寄れる・・・中央道沿いにはたくさんの温泉がある。
・長野や山梨で季節の果物・切り花・野菜などを土産に買える・・・新鮮なモモ・ブドウ・リンゴ・・・。
信越の温泉1泊2日の旅 (2005年5月)
帰京を利用して、本州で唯一入浴していない新潟県、それに北海道に次いで温泉地の数が多い信州の温泉を充実すべく、練馬ICから関越自動車道に乗り、途中で上信越自動車道に乗り換えて北信(北信濃に向かった。
木曾駒ケ岳・八ヶ岳などを見ながら中央道を進む。
諏訪湖SAで大休止。
中央道沿いの温泉で入浴。
諏訪湖SAでは、必ず野沢菜を土産に。
蓼科のコープで切り花や野菜を求める。このアリストロメディアは市価の1/2.
季節に応じてもぎたてのモモ・ブドウ・リンゴを農協や街道筋の直売所で買い求める。
2005.5.26
午前8時30分、東京の実家出発。練馬ICから関越道へ。例によって愛犬も一緒だ。
軽井沢の手前、妙義山系の怪異な山容が見えてくる。上信越自動車道横川SAで目当ての「だるま弁当」を買う。反対側の上りでは、日本の駅弁を代表する「峠の釜飯」が販売されている。
もともと高崎駅で駅弁として発売されていた「だるま弁当」。
100%ササニシキを醤油で味付けした茶飯の上に、しっかり味付けした群馬の山の幸をのせたもの。(900円)
文句無く美味い。峠の釜飯と甲乙を付け難い。
日本を代表する駅弁・横川の「峠の釜飯」は、同じ横川SA・上りで販売されている


食材

茶飯 ・山菜きのこ煮 ・山ごぼう漬 ・椎茸煮 ・穂先竹の子煮 ・コールドチキン ・鶏八幡巻 ・栗 ・花豆煮 ・子なす漬 ・山くらげ ・紅玉こんにゃく ・黒玉こんにゃく
自宅から200km、東部湯の丸SAでだるま弁当を食べる。
信州の鎌倉と言われる別所温泉の「大湯」で入浴。同じような共同浴場が全部で3ヶ所あり、温泉情緒タップリ。
妙義山
だるま弁当
別所温泉・大湯(長野県)
善光寺
「牛に引かれて善光寺詣り」で有名な善光寺は、珍しい天台宗と浄土宗の共同運営で阿弥陀信仰の寺。年間700万人の参詣者が訪れる。写真は国宝の本堂。
妙高山
長野市の北にある善光寺から、高速道路を避け県道37号線を北上する。進むに従って、左手に戸隠山(1904m)・飯縄山(1917m)・黒姫山(2053m)そしてこれから向かう妙高山(2454m・日本百名山)が目の前に現れてくる。中には残雪を持つ峰もある。素晴らしい風景に感動する。これらの山々と野尻湖の東側にある斑尾山を含めて北信五岳という。
黒姫山と斑尾山に挟まれた野尻湖は、昔から外国人の別荘が多い。
赤倉温泉 (新潟県)
全都道府県の内、まだ入浴していないところは、北海道・沖縄県それに新潟県だった。
この新潟県を消すために、今回の旅行で赤倉温泉に宿泊することにした。
いつもの通り同行したアルが妙高高原を飛び回る。
大スキー場らしくアルペン風の温泉
街。
宿泊した赤倉温泉・香嶽楼
妙高山の山麓・北地獄の源泉から引く温泉の湯量は豊富だが、旅館のすべてが掛け流しではない。
ここ香嶽楼は館主の思い入れで、風呂を大きくせず掛け流しにこだわっている。
2005.5.27
赤倉は、温泉とスキー場の両面を持つ。
従って宿泊施設が80近くあっても、スキー客目当ての旅館・ペンションが多い
朝湯として、日帰り温泉施設の「滝の湯(記事準備中)」で入浴した。
今や、温泉地の必須アイテム、「足湯」も誕生していた。
馬曲温泉・望郷の湯(長野県)
チェックアウト後、愛犬を高原で遊ばせてから、北信濃の2つの温泉に向かった。
温泉ガイドブックやテレビなどのマスコミで、「眺望抜群の温泉」としてたびたび紹介されている馬曲(まぐせ)温泉・望郷の湯(記事準備中)。行く前はかなりの山奥と思っていたが、野沢温泉に向かう国道117号線から安全な山道を4〜5km進むだけで到達した。北アルプスを遠望するので、確かに景観は抜群だった。
休日は団体バスもやって来て、大変混み合うそうだが、この日は平日の午前中、近隣の男性と二人だけの入浴だった。
女性用の露天風呂の方が、男性よりかなり広い。
野沢温泉への途中、野沢漬の工場に立ち寄った。
野沢温泉・大湯(長野県)
「信州第一の名湯」の誉れが高い野沢温泉。毛無山の山すそ、坂の多い路地に、温泉宿(旅館組合HPには24軒掲載)・土産物屋が軒を連ね、その中に徒歩ですべて周れる13軒もの共同浴場(無料)が点在する。温泉情緒たっぷりの温泉地だ。
野沢温泉のシンボル「麻釜(おがま)」は国指定の天然記念物折から、地元の男女3人が野菜を湯掻いたり、洗ったりしていた。尚、周囲は鎖で囲まれ、一般の人は立ち入り禁止となっている。
共同浴場13軒の代表格・大湯は、江戸時代からの湯屋建築様式を今に伝えている。
野沢温泉を出発したのが午後2時過ぎ、300km先の実家に向かって帰途についた。
走行距離:712km
奈良から東京へ