超人気・雪の法師温泉(群馬県)を訪ねて
2003.3.20(木)〜21(金)
奈良から東京の実家には車で帰ったが、法師温泉へは、現地に雪が残っているため、JRと関越バスで往復した。マイカーで行かない稀な行程だったが、初日、雪が降り出し、雪道に慣れていない私にはこれが正解だった。
1日目
JR上野駅AM10時発・特急水上3号→上越線後閑(ごかん)駅着→関越交通バス→猿ヶ京温泉→タクシー→法師温泉
2日目
法師温泉→関越交通バス→猿ヶ京温泉→関越交通バス→上越線後閑(ごかん)駅→普通列車→上越線渋川駅→関交通越バス→伊香保温泉(入浴)→関越交通バス→渋川駅→上越新幹線(列車番号不記録)→上野駅
全走行距離:列車・バス利用
●猿ヶ京温泉へ
在来線の特急に乗車するのは何年ぶりだろうか。
特急水上3号が入線してきたとき、ワクワクして思わず撮影した。
玉城乃湯
館外風景
館内風景
後閑駅から猿ヶ京温泉へのバスはガラガラだった。
猿ヶ京温泉で入浴予定の旅館が、温泉を満たしている最中で入れず。また、日帰り温泉施設はあいにくの休館日で、結局ここでは入浴できなかった。旅館経営の「三河屋」でソバ「三国おろしそば 800円」の昼食。大変美味しかった。
「日本秘湯を守る会」会員旅館は、かならずこの提灯をぶら下げている。
駐車場から見た宿泊棟の一部。建物はすべて木造。部屋は全部で37室。
左の本館から川を跨ぐ廊下を通って別館へ。
粉雪が舞っている。
宿泊した建物
ここは新潟県との県境・三国峠に歩いて行ける距離。3月中旬過ぎなのに、これだけ雪が残っていた。
宿泊した部屋の前のシンプルで美しい廊下
標準的な和室の部屋(HPから)
法師温泉を有名にした法師乃湯。
巨大な梁、上部円形の鹿鳴館風の窓の浴室。ややぬる目の温泉が、床に敷き詰められた玉石の間から湧きあがってくる。生れたばかりの湯に浸かる、という滅多に出来ない経験ができた。
法師乃湯
法師乃湯を模して新しく建てられた。
混浴だが、女性時間帯が設けられている。
洗い場はない。
国鉄時代、熟年者向けの企画「フルムーン」の宣伝ポスターは法師乃湯で撮影された。モデルは上原謙と高峰三枝子
与謝野晶子、駕籠に乗って来館。
料理は地元の食材が多く使われ、素朴で心のこもったものだった。
2日目
●伊香保温泉へ
旅館のマイクロバスで、雪道の中を猿ヶ京温泉のバス停まで送ってくれた。
上越線の普通列車で、後閑駅から渋川駅に到着、バスで伊香保に向かう。
伊香保温泉は、赤城山、妙義山と並ぶ上州三山の一つで、榛名湖を抱く榛名山(1,449メートル)の南麓、標高700〜800メートルにあり、アイヌ語のイカボップ(たぎる湯)から来ているという。
草津・四万と並んで上州3湯の一つだ。
伊香保温泉のシンボルは階段街。情緒満点だが、足腰の弱い高齢者には辛い温泉街だ。
石段街を登りきった一番奥に、2種類の源泉を使った素朴な「伊香保温泉露天風呂」があり、ここに入浴した。昔は無料だったと地元の人に聞いた。(風呂の写真は伊香保温泉のホームページから)
伊香保温泉から南東に5kmほどの所に飛鳥時代に創建された五徳山水沢寺があり、その門前に、日本三大うどん(稲庭・讃岐)の一つ、水沢うどんを食べさせる店が立ち並んでいる。
今回の旅では寄らなかったが、前回、車で草津温泉からの帰り道、食した。
こしがあり透明感のあるうどんは文句なく美味かった。
●水沢うどん
渋川駅からは上越新幹線で帰路についた。
超人気温泉なので、雰囲気をわかっていただくため写真を多く掲載します。しかし売物の内湯は人が多く撮影できなかったので、旅館のHPの写真を借用しました。