黒川温泉・やまびこ旅館 (熊本県)
住 所 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6704
電 話 0967−44−0311
交通機関 大分自動車道日田ICから約45km
JR豊肥本線阿蘇駅から九州産交バス別府行きで50分黒川温泉下車
施設(日帰り用) 食事処(要予約) 喫茶 売店、駐車場(30台)
宿 泊 18室(T付き) 16,800円(税・サ込み)〜
泉 質 ナトリウムー硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 8時30分〜21時(予約不要)
定休日 無休
入浴料金 大人500円 
入浴施設 内風呂:男女各1、露天風呂:混浴1女1 貸切内風呂4、貸切露天風呂2
(外来は露天風呂のみ)
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 満願寺・大谷渓谷・くじゅう連山・くじゅう花公園・阿蘇山
お土産・食事 土産:店内 昼食は予約のみ館内で可能
近くの温泉 田の原・七滝・満願寺・扇・小田・奥満願寺・蔵床・白川・滝壺温泉など多数
観光協会HP
旅館組合HP
やまびこ旅館HP
http://www.roten.or.jp/
http://www.kurokawaonsen.or.jp/
http://www.yamabiko-ryokan.com/
雑記帳 宿泊でなく立ち寄り湯の場合は、温泉街中心近くにある「風の舎(観光旅館協同組合)」に立ち寄って、入湯手形(1,200円・・・3ヶ所の露天風呂で入浴出来る))を購入し、旅館マップを片手に周ると良い。
前日、湯布院温泉に宿泊し、翌日、阿蘇山観光と是非訪れたかった「地獄温泉」で入浴、その後引き返して黒川温泉に到着した。入湯手形を購入すれば3ヶ所の露天風呂で入浴出来るが、そこまでの余力が残っていなかったので、ここ、やまびこ旅館のみで立ち寄り湯をしてから、この日宿泊の「山みず木」に向った。
所在地 : 阿蘇郡南小国町
温泉名 : 黒川温泉
施設名 : やまびこ旅館  (入浴日:2005.4.5)
外輪山の一つ、大観峰からの阿蘇五岳はお釈迦様の寝姿(阿蘇の涅槃像)。手前は愛犬アル
東西18km・南北24km・周囲100km、世界最大のカルデラの中央に、阿蘇五岳の中岳・高岳などの中央火口丘群が今も噴煙を上げている。

南小国町はこの阿蘇五岳を囲む外輪山の北側と東側・九重連山の山裾が交差する標高400m〜900mの起伏が激しい高原に位置し、一部は阿蘇九重国立公園に所属している。

町の中を筑後川の支流が北側に流れ、町域の85%が山林原野を占める自然と温泉に恵まれた町である。

町域の温泉は数多く、田の原川の渓谷に沿って旅館が立ち並び、平成に入って癒しの温泉として大ブレイクした黒川をはじめ、満願寺・田の原・扇・白川・小田などの情緒ある温泉が数多く点在している。
バブル崩壊後、全国の温泉地に「団体・歓楽から個人・癒しへ」の大旋風が吹き荒れる中、九州には、変化を先取りした「癒し系憧れの温泉人気ベスト3」の内の2つがある。
秋田県の乳頭温泉、それに湯布院温泉(大分県)、黒川温泉(熊本県)である。
すべての温泉地を訪れたが、乳頭温泉が「秘湯・鄙・湯治場」、湯布院温泉が「都会的・開放的」、黒川温泉が「山里・和風モダン」の印象を持った。

別府・湯布院と阿蘇を結ぶ「やまなみハイウェイ」の途中、標高1320mの牧戸峠を越えてしばらく、瀬ノ本高原を西に走る国道442号線に乗りかえて8km、田の原川の渓谷沿いに趣向をj凝らした露天風呂を持つ小粋な旅館が30軒ほどが立ち並ぶ。黒川温泉である。
ここは、湯量が豊富で、ほとんどの旅館で独自の源泉と特色ある露天風呂を持ち、それらを宿泊客・立ち寄り客に積極的に開放しているのが特色だ。

九州全体が桜の満開を向かえたこの日、前日宿泊した湯布院温泉を発って、国道210・387・212号線を利用して、いったん黒川温泉を通り過ぎ大観峰(だいかんぼう)に向った。
ここは、阿蘇外輪山の最高峰で936m、阿蘇随一の眺望を誇る展望台で、阿蘇五岳や九重連山が日本離れした雄大なスケールで展開していた。その後、阿蘇五岳に向って進み、鳥帽子岳の中腹・標高750mの地に白濁の湯が湧く地獄温泉で入浴した。
帰途はやまなみハイウェイを利用し、今夜の宿泊地・黒川温泉に向った。
黒川温泉の情報センター「風の舎」。立ち寄り湯の場合は、ここで入湯手形(1200円で3旅館の露天風呂に入浴可)と旅館マップを入手して露天巡りを。
宿泊する旅館が温泉街の中心から離れているため、チェックイン前に、黒川温泉の総合案内所「風の舎」近くの「やまびこ旅館」に立ち寄った。大きさでは黒川温泉一の露天風呂があるためだった。

本来なら印象的な茅葺の門をくぐって、架橋を渡りフロントに行くが、私は裏玄関?からいきなり入館。フロントの雰囲気は、ほんの少し前までは秘湯と言われていた黒川温泉のイメージとは程遠いコジャレたものだった。
500円の料金を支払ってから架橋を渡って、仙人風呂のこれまたシックな脱衣室で服を脱ぎ、期待の70坪もある大露天風呂「仙人風呂」に入ったところ、「???」と目を疑った。
目の前にある露天風呂は、山の斜面を切り開いて大きな岩石を配置した重厚な露天風呂だったが、大きさは20畳ほど、小さくはないが期待していた風呂と違ってがっかりした。
後で判明したが、大小ある仙人風呂は、日替わりで「混浴」と「女性専用」が代わるそうで、この日はあいにく、小さい風呂が混浴だった。
「千人風呂」なら誇大広告だが、「仙人風呂」であれば小さい方が当たっても文句は言えない。変なところでネーミングの妙に感心した。

光線のせいだろうか、湯はやや青味がかったナトリウムー硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉(含食塩・重曹芒硝泉)で、質感のある泉質だった。
尚、ガイドブックに拠れば、ここの風呂は「一部かけ流し」となっており、湯量を食う仙人露天風呂は、掛け流しになっていないかも知れない。
小さいほうの仙人風呂でがっかり。
渓流が目の前の客室
本館と千人風呂を繋ぐ橋
一部
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