別府温泉郷(鉄輪温泉)渋の湯 (大分県)
所在地 : 別府市
温泉名 : 別府温泉郷・鉄輪(かんなわ)温泉
施設名 : 渋の湯 (入浴日:2005.4.10)
住 所 別府市鉄輪風呂本1
電 話 無し
交通機関 大分自動車道別府ICからすぐ
JR日豊本線別府駅下車
施設(日帰り用) 駐車場無し
宿 泊 無し
泉 質 塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 6時30分〜21時
定休日 無休
入浴料金 無料
入浴施設 内風呂:男女各1
浴室備品 無し
観光スポット 地獄巡り高崎山宇佐神宮、耶馬溪、城島高原、国東半島
お土産・食事 温泉街で
近くの温泉 別府温泉郷内に多数、塚原温泉、湯布院温泉、湯平温泉、城島高原温泉
別府市HP
別府なびHP
鉄輪旅館組合HP
外湯協議会HP
http://www.city.beppu.oita.jp/
http://www.beppu-navi.jp/
http://www.coara.or.jp/~kai/kannawa/
http://www.owl.ne.jp/beppusotoyu/
雑記帳 別府温泉の全貌・細部把握には、上記URLの「別府なび」が大変役に立つ。
町のいたる所から湯煙が上がり、年間400万人の観光客が訪れる日本最大の温泉地、別府。

別府温泉郷は別府・明礬(みょうばん)・観海寺・鉄輪(かんなわ)・浜脇・堀田(ほりた)・亀川(かめがわ)・柴石(しばせき)の8つの温泉の総称で、これを別府八湯と呼ぶ。
八湯はもともと独立した温泉場として栄え、古いものは8世紀初めに遡る歴史を持つ。

明治時代以降、温泉場の整備・開発も進んで、大正時代には現在の8つの温泉地に「由布院」、「塚原」を加えて「別府十湯」と呼ばれていた時代もあった。
8つの温泉地は海浜から丘陵に至る市内全域に点在しているので、泉質が異なり、また規模・情緒も異なる。

とにかく別府のスケールの大きさには驚かされる。

・宿泊施設が400ヶ所ある。
・お金を払って手軽に入浴できる温泉施設も400ヶ所。
・日帰り入浴施設が150ヶ所、市営の共同浴場だけで18ヵ所。
・源泉が2、800ヶ所超。
・湯量が日本一(但し自噴+動力汲み上げの合計。自噴だけでは草津温泉が日本一)

この大温泉地でたったの1泊、巨象の尻尾の端だけ触れてきた。
別府湾・高崎山が背後に控える別府市
別府最大の観光・地獄巡り(血の池地獄)
別府市の北西部、なだらかな丘陵の裾野におびただしい湯煙が立ち上り、別府を象徴する景観を呈している。鉄輪温泉だ。
ここは、鎌倉時代、時宗の開祖、一遍上人が周辺の荒々しい地獄を開発して現在の「蒸し湯」「渋の湯」「熱の湯」等を創設したと伝えられている。
現在も、鉄輪地区を囲むようにして、海・かまど・白池・血の池地獄など多数の地獄が噴煙を上げ、別府一の観光スポットとなっている。(共通券は2000円)
たくさんの地獄を縫う狭い道の両側には、大小の旅館、鉄輪独特の入湯貸間旅館(自炊)、共同浴場、土産物屋等がひしめき、別府八湯の中で最も温泉情緒を漂わせている。
私が八湯から鉄輪温泉に宿泊地を選んだのは、この情緒に惹かれたこと。旅館も地獄の一つ、鬼山地獄を源泉とする旅館を選んだ。
宿泊したおにやまホテルの部屋からの風景
湯食後、宿泊したおにやまホテルの裏口から温泉情緒たっぷりの「いでゆ坂」を下って5分、歴史ある渋の湯に向った。坂を下っていくと、次から次と共同浴場が現われてくる。地元の人しか入れない浴場もある。
渋の湯は平成10年にリニューアルされ、以前と比べてずっと使いやすく、きれいになったらしい。温泉ガイドブックにも必ず紹介されていることもあって、観光客も多いらしいが、私が入ったときは先客無し。うっかり湯温を探らずに掛け湯をしたら、あまりの熱さに飛び上がった。それでも、ここで入浴をあきらめたら悔いが残る。そろそろ体を沈めたが、激熱に半身浴1秒で飛び出した。
この入浴だけで渋の湯を紹介するのは気が引けたが、止むを得ない。清く撤退することにした。浴衣に着替えて通りに出たとき、後から入ってきた若者3人の一人が発した「ギャ、アチチ」の悲鳴が、開けっ放しの窓から聞こえてきた。うれしくなった私は、一人にやりと笑って、次の共同浴場を探しにその場を去った。
渋の湯は、市営公共浴場18ヵ所の一つ。反対側には地元の人しか入れない元湯があった。
窓が開けっ放し、坂道から丸見えだった。
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