所在地:吉野郡下北山村
温泉名:下北山温泉
住 所 |
吉野郡下北山村池原 |
電 話 |
07468−5−2001
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交通機関 |
西名阪自動車道郡山ICから国道24・169号線で約90km
近鉄吉野線大和上市駅から新宮行きバスで2時間15分池原下車
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施 設 |
レストラン、喫茶 、休憩室、ロビー、売店、テニスコート、バーベキュー、コテージ等 駐車場(70台) |
宿 泊 |
2食付6,160円(税・サ込み)〜(予約07468−5−2711) |
泉 質 |
ナトリウム・炭酸水素塩泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間 |
10時〜22時(受付は21時30分迄) |
定休日 |
第2・4火曜日(休日の場合は翌日)、1月1日 |
入浴料金 |
大人500円、小人200円、小学生未満無料
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入浴施設 |
内湯男女各1、露天風呂男女各1、ジャグジー、打たせ湯、サウナ |
浴室備品 |
シャンプー、ボデイソープ、ロッカー |
観光スポット |
池原ダム(釣り)、池の平公園、前鬼・不動七重の滝、大台ケ原、瀞峡 |
お土産・食事 |
当施設内 |
近くの温泉 |
上北山温泉、小処温泉、おくとろ温泉、十津川温泉、湯ノ口温泉 |
下北山村HP
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http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/ |
雑記帳 |
都会で育ち、都会で勤務した自分にとって、村興しのための公共投資には冷たい目を向けていた。しかし、山間部の温泉に行く回数が増えるに従がって、どこでも林業の衰退、若者の流出が恒常的に進み、全土の70%が山のわが国土が招来どうなるのか、心から憂うようになってきている。
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施設名:きなりの湯 (入浴:2002.3.31)
下北山温泉 きなりの湯 (奈良県)
下北山村は奈良県の最南端に位置し、四方を山に囲まれた人口1,300人余りの山村である。海のない奈良県だが、ここからは熊野灘の熊野市や尾鷲市に30分で到達する。ここも例外にもれず、輸入材木の増加によって林業が衰退が著しく、林業従事者の高齢化、若者の都市部への流出によって、過疎化に拍車がかかっている。人工林も手入れが行き届かず放置された状態で、雨が降れば表土が流れ出すような現象が増えているようだ。観光業に力を入れているが、都市部からあまりにも遠いので、村の活性化を招来するまでに至っていない。
下北山温泉は、池原ダムの眼前に建設された下北山スポーツ公園内にある。ここは、スポーツとアウトドアレジャーの拠点で、テニスコート、多目的グランド、オートキャンプ場、コテージ、オートロッジ等が備わり、家族連れやグループでの研修・合宿等に使用されている。
私は、家内とともに十津川温泉に宿泊後、関西では珍しい乳濁色の温泉・雲取温泉に入浴、それから新宮市・熊野市経由で42号線、169号線を進み、ここにやってきた。折から桜祭りが開催されていて、この過疎の村は大変な賑わい、満開の桜のトンネルの下をくぐってきなりの湯に向かった。
下北山温泉きなりの湯(村HPから)
写真をクリックすると村HPへ
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「きなり」とは「生成りの風合い」「ナチュラルな感覚」といった意味で、村の基本方針に由来しているようだ。
内湯には、天然木を使用した「槙の湯(湯舟2つ)」と自然石を使用した「栃の湯(同)」の趣が違う二つがあり(湯舟2つずつ)、それぞれに展望が開けたかなり大き目の露天風呂がある。湯はかなりPHが高いのだろう、肌を包み込むようなしっとりとした泉質だった。
入浴した当日は、桜祭りが開催されていたこともあって、大変込み合っていたが、普段は所在地の交通の便を考えると、そう混むとは思われず、ゆったりと上質な湯を満喫できるだろう。
写真はパンフレットから
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