季節の野草、果実など


季節ごとに生えている野草や果実など。うちのギリシャリクガメに与えているものを紹介します。
採取に際しては、野生動物の糞尿、薬剤等の散布の影響がないか注意してください。

8月から作り始めたので、説明が前後している箇所がありますが、ご容赦ください。



3月
(早ければ中旬頃、冬眠から覚めます。暖かい日は少しですがエサを食べます。)
 カラスノエンドウが出始めます。勢いよくワッサワッサ生えてくるので、この時期は非常に助かります。とは言っても、カメ達はまだ食は細いです。  スミレの花が綺麗に咲き始めますが、やはり、食が細いのであまり与えることはありません。
 マルバスミレかと思ったのですが、花の色が違います・・・。種類のわかる人、教えて下さい。  与えたことはないのですが、菜の花(アブラナ)は葉も花も好きみたいです。野草というよりは栽培されていることが多いので、採取には注意して下さい。2月の末から3月の初旬によく見かけます。カメ達があまり食欲のないときに盛んに茂るので与える機会があまりないかも・・・。
4月
(いよいよ、活動開始です。)
 いよいよ、活動の季節です。この時期はタンポポが咲き乱れるので採取に困ることはありません。害獣の糞尿、薬剤の散布等に気を付けて下さい。  ちょっと葉っぱの形の違うタンポポも・・・。
 タンポポ以外のタンポポ類も勢いよく育ちはじめます。  カラスノエンドウは更に生い茂り、ピンク色の小さい花を付けます。この花もよく食べてくれます。ワサワサ生えてきますが、5月頃にはなくなってしまいます。
 言わずと知れたクローバー(シロツメグサ)。白いぼんぼりの様な花も葉っぱも好んで食べます。  地植の物は、放置するとえらい事になりますので注意が必要です。
 クローバーによく似たカタバミ類も食べる事は食べるのですが、あまり好きではありません。  こっちのムラサキカタバミはほとんど食べないです。どう違うのかよくわかりません。
 ピンクの花をつけるカタバミは割と食べますが、やはり、あまり好きではなさそうです。  スミレの花はなくなりましたが、葉が大きく茂ります。この時期の葉っぱはあまり好きではなさそうです。
 5月
(色んな草が生えてくるので、採取には困りません。)
 ヤブカラシの蔓が伸び始めます。この時期の葉は、虫も付いていないし柔らかいのでよく食べてくれます。  カラムシの葉も出始めます。こっちも虫食いが少なく水分をたっぷり含んでいるのでよく食べます。
 タンポポに似た葉っぱもよく茂り出します。  クズの蔓も伸び始めます。これもまだカメムシがついていないので採取し易いですが、まだそれ程多くありません。
 クワの葉が茂りだします。実も少しずつ付き始めます。庭がある方はクワの木を植える事をおすすめします。葉っぱも実も大好きです。実は、ニホンイシガメ、セマルハコガメも好んで食べます。  金柑の実を潰して与えると少しだけ食べますが、あまり好きそうではありませんでした。
6月
(梅雨の季節です。野草がよく育つ時期です。)
画像準備中
 オオバコ
 これはわかりやすいかな?丸い葉っぱで竿みたいな茎がビューって伸びてる草です。葉っぱがパサパサっぽくて水気がない感じ。メインに与えるのはどうかと思うような葉っぱですが、食べます。梅雨時はパサパサ感がまだましです。
  ユスラウメ
 梅雨時にピンポン球くらいの赤い実をつけます。熟して落ちそうな実が大好きです。人も食べれますが、かなり酸っぱいです。
 
  スミレの葉
 ガーデンライトの下にワサワサ生えてるやつ。この時期は葉っぱが急に大きく成長します。でも、他の葉っぱがたくさん出てくるのであまり与えません。この時期の葉っぱはあまり好きじゃないみたいで、それほど食べてくれません。
  ヘビイチゴ
 実も葉っぱも好んで食べますが、トゲがあるので、採取には注意が必要です。実はともかく、茎や葉っぱはトゲで怪我しないか心配になりますが、器用に怪我せず食べてます。子ガメに与えるのはちょっと抵抗があるので、あげていません。
 6月の末頃になると、いったんクローバーは姿を消しますが秋頃に再生します。タンポポは花はなくなってきますが、葉っぱは成長して大きくなります。水分をよく含んでいるので、カメ達は大好きです。
7月 
   
  ブルーベリーの実が熟し始めます。人が食べるために育てていますが、虫に食われたり採り損なって落ちた実を与えます。やっぱり美味しいんでしょうね。大好きです。(^^)  ヘクソカズラ
 庭で猛威を振るい庭木や草花に巻き付く嫌な蔓草です。うれしいことに、この蔓草の葉っぱも花も好んで食べてくれます。非常に助かります。(^▽^)v
 摘み取ったときにちょっと臭いますが、屁糞という割にはそれ程酷い臭いではありません。
   
  イチジクの実がなり始めますが、熟すのにはまだ時間が掛かります。熟しすぎると蟻が集るので注意が必要です。   ミニトマトは家でも簡単に作れますし、自家製の物は味が濃くてとても美味しいですよ。基本、わたしが食べますが、虫に食われたり採り損なって落ちた実を与えてます。
8月
 カラムシ
 荒れ地などに群生しています。
 歯の裏が白いのが目印。
 よく食べてくれます。ただ、萎れやすいのが玉に瑕・・・。
 ブルーベリー
 人間の食べる実ですが、カメも大好き。鳥や虫に食われたり、熟しすぎて落ちてしまったものを与えています。
 クワ
 8月は、新芽がワッサワッサ生えてくるので、バンバン与えられます。新芽は指で摘み取れますし、水分を豊富に含んでいるので子ガメに最適です。
 クズ
 言わずと知れた、葛根湯の原料。河原の土手などに群生している蔓系の植物。カメムシがいっぱいたかっているアレ!
 若い新芽から、大きく広がった固い葉まで、好んで良く食べてくれます。この時期は、虫食いのない葉を採集するのはちょっと大変。採集の際は、カメムシに注意して下さい。
 オオバコ
 どれやねん!##って感じの写真ですが、真ん中に写ってるやつ。この時期は、少ないですけど、採集可能です。
 こちらも、減ってきていますが、タンポポ。さすがに花は付いていません・・・。
 ヤブガラシ
 藪を枯らす勢いという意味らしいです。それこそ、フェンスなどに怖ろしいほどまとわりついています。よく食べてくれますが、花は嫌いみたいです。大抵、花も食べるんですけどね・・・。
 スミレ
 春先に紫色の可憐な花を咲かせるアレです。花が終わってこの時期に葉が生い茂るので、丁度いいです。でも、無造作に引っこ抜くと、根っこごと引き抜いてしまって再生できなくなるので、優しく葉っぱだけ摘み取りましょう。花の時期は、花も食べてくれます。
 芙蓉(ふよう)の花
 夏の終わり頃に咲くハイビスカスによく似た大きな花です。葉っぱは食べませんが、花は食べます。夕方に萎んで団子の様になった花が好きです。
 イチジクの実
 葉っぱは食べませんが、実は食べます。そのままだと食べにくいので、押しつぶして与えます。
 イシガメ、ハコガメも大好きです。
9月
 芙蓉の花
 まだまだ、咲いてます。というか、この時期の方がよく咲いてますね。夏の終わりからたくさん咲き始めるので、9月の終わりまでが一番多く咲くと思います。
 イチジクの実
 こっちも、まだまだ実をつけます。熟しすぎるとアリが来るので注意して下さい。
 カラムシ
 虫食いの葉が増えてくるので、綺麗な葉っぱを採取するのが困難になってきますが、別に虫食ってても大丈夫です。
 ヤブガラシ
 まだまだ、藪を枯らす勢いです。
 クワ
 勢いは落ちてきていますが、まだ新芽を出しています。大きめの枝も落として、形を整えてあげましょう。
 スミレ
 スミレの葉もまだまだ健在です。
 オオバコ
 新しい芽が出て、少し増えてきています。
 タンポポ
 こちらも新しく芽が出てきて少し増えてます。
 タンポポに似た植物たちが再生し始めます。左のは、たぶん ブタナ です。
 この他にも、タンポポに似た植物で ノゲシ や オニゲシ も生えてきます。
 ノゲシとオニゲシは葉がトゲトゲしているので、すぐにわかります。採取の際は、手に怪我をしないよう注意して下さい。
 与えても大丈夫かな?と思うのですが、親ガメ達は器用に怪我をせずにバクバク食べています。さすがに、生まれたての子ガメには与えません。子ガメには、できるだけ柔らかい若葉を与えるようにしています。

 クズの花が咲き始めます。この花も食べます。  ちょっといい匂いのする綺麗な花ですが、荒っぽく触るとパラパラとすぐに散ってしまうので、そっと採取しましょう。クズの葉も虫食いが多くなってきているので、開花は重宝しますが、咲いている期間はごくわずかです。
10月
(少し食いが落ちてきます。)
 芙蓉の花
 まだ少し咲いていますが、もう、さすがに花はそろそろ終わりです。
 イチジクの実
 まだ、あります。結構熟した実がありますので、そちらの方が与えるのには適しています。
 カラムシ
 まだ、採取可能ですが虫食いが多いです。
 ヤブガラシ
 藪を枯らす勢いはなくなってきましたが、まだ採取可能。
 クワ
 さすがに新芽はもう出ません。傷んだ葉も目立ってきますが、まだ採取できます。
 スミレ
 これもまだ採取できます。
 オオバコ
 この季節の方が夏よりも葉が茂ります。
 タンポポも左に同じく。タンポポに似た植物たちも同じくです。
 クズ
 花はなくなりましたが、葉っぱはまだ採取できます。虫食いが多いですが、ちょっと新芽が出ているので柔らかい葉を選びましょう。
 あと、書き忘れていましたが、シロツメグサ(クローバー)も復活してきています。あまりにも有名なので、画像は省略・・・。
 柿の実
 人間が食べる堅い実は食べませんが、熟して落ちた実は好んで食べます。ニホンイシガメ、セマルハコガメも大好きです。
 カタバミ、ムラサキカタバミ(クローバーによく似た植物)
 一見、クローバーですが、花が黄色かったりピンクだったりします。一応食べますが、好きではありません。
11月
(子ガメは食べますが、親ガメはほとんど食べません。)
 タンポポとその類
 まだ、新芽が出てきてます。
 オオバコ
 かなり少なくなってきています。葉も小さいです。
 シロツメグサ(クローバー)とその類
 大きくなりませんが、新しい葉が出てきてます。
 スミレ
 小さい葉のみです。
 全体的に採取は困難になってきますが、食が細くなってきているので、何とか対応できます。タンポポの新芽が一番採集しやすいと思います。
12月
(冬眠に入ります。天気の良い暖かい日は、子ガメは食べたりします。)
 タンポポとその類、クローバーとその類、オオバコ、スミレ等が採取可能ですが、ほとんど食べません。
1月
(冬眠中なのであたえることはありませんが・・・。)
 上は、越冬スミレの葉。
 積雪や降霜があまりない地域ではタンポポ類は新芽を出したり、クローバー、スミレは葉を残したまま越冬します。量は少ないですが採取可能かと思います。スミレは花を付けはじめます。
 子ガメに与える分くらいは確保できると思いますが、親ガメの分を確保するのは難しいと思います。
 プランターのクローバーは元気に茂っています。これだけ残るのは珍しいです。暖冬のせいですかね?
 暖かいせいか、カタバミも例年よりは元気です。  地面のクローバーは鳴りを潜めている感じ・・・。
 オオバコも枯れそうだけど、何とか越冬。  越冬するタンポポも。葉っぱは赤く変色しています。
2月
(まだ冬眠中なので、与えることはありませんが、そろそろ新芽が出始めます。)
 1月の終わりから2月の初め頃にかけて、スミレが開花しはじめます。その他の野草も新芽を出し始めます。  花も葉も食べますが、まだ冬眠中です。スミレの種類を調べたのですが、わかりませんでした・・・画像を見て判った方は教えてください。




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