飼育初期の注意点
(ニホンイシガメ編)


飼育スタイルは、人それぞれ自由なんですが、
あまり飼育本に書かれていない、絶対に守って欲しいことや、
「こうした方が良いだろう。」ということを飼育種類別にまとめておきます。
飼育初期の参考にしてください。
飼育のコツが掴めだしたら、あとは自分のスタイルを確立してくだされば良いと思います。
あくまで、うちで販売した子ガメに関して言えることで、
すべてのカメで共通して言えることではないので、注意してください。


まず最初に

◎とりあえず、落ち着かせること。

 環境が変わると誰でも落ち着きませんよね。慣れ親しんだ安心できる場所が、やはり誰もが落ち着ける場所です。それは、人間もカメも同じです。急に環境が変わると、バタバタ暴れて落ち着きません。バタバタ暴れている時にエサを与えても食べてくれません。
 そんな時は、そっと静観しましょう。子ガメの場合だと、割と短時間で静かになり、周りの環境を観察したりしだします。大人のカメや、なりかけのカメはそうは簡単にはいきませんが、子ガメの順応力は総じて高い方だと言えます。
 ですから、しばらく様子を見て、若しくは少し目を離して、そっとしておきましょう。落ち着きを取り戻しても、人影を見るとまた、バタバタするかもしれませんが、そのうち、だんだんと慣れてきます。
 そうしたら、目の前に2,3粒エサを落としてみましょう。食いついたらこっちのもんです。すかさず、立て続けに与えて下さい。
 そんなのを繰り返しているうちに、慣れてきます。それまでは、あまり触らないようにしましょう。慣れてきたらバンバン触りましょう。

1.水について
 水道水が美味しく飲める地域にあっては、そのまま使っても問題ありません。もし、水が臭くてそのまま飲めない場合は、一日天日干しするかカルキ抜きした水を使用するようにしてください。
 また、生まれたての子ガメは沈む事ができません。水深が深いと水に浮いたままひっくり返ってしまって元に戻れない事があります。最初は甲羅が隠れるか隠れない程度の水深で様子を見て、徐々に深くするようにしてください。自分で潜水ができるようになればもう大丈夫です。ただ、冬眠終了後に飼育環境を変えたり飼育場所を変更した場合は、2年ガメでも溺れる場合があるので注意しましょう。水にすんでいるカメが溺れるなんて考えられないかもしれませんが、溺れます。大人のカメでも真冬に深い場所で冬眠させて、陸場に上がる足がかりが何もない場合は、泳いで浮かんでくる事ができずに溺れ死んでしまいます。その事を忘れないでください。

2.エサやりについて
 5〜10分くらいの間で、食べられるだけ与えてください。エサやりの時は、必ず観察して下さい。そうすれば、調子が悪くなった時の変化に素早く対応することができますので、大事に至りません。子ガメの場合は、朝、昼、15時、夕方のように、こまめに多くの回数を与えるようにしてください。色んなエサを与える必要はありません。

3.水替えについて
 一日一回、とかではなく、排泄をしたら(汚れたら)交換してください。濾過をしている場合でも、週に一回は半分ほど水替えした方が良いです。常に水は綺麗に保つよう心がけてください。考察で述べている、アサリの貝殻を利用してください。

4.日向ぼっこについて
 夏の強い日差しは、避けてください。子ガメは嫌がります。考察を参考にしてください。毎日する必要はありません。それ程神経質にならなくても大丈夫です。ただ、室内飼育のみの場合は、必ず紫外線灯を設置するようにしてください。

5.冬眠について
 基本的に、させてください。冬眠をさせて失敗するより、させないで失敗する確率の方が高いです。一年目の子ガメは、水中で冬眠させるよりも湿らせた水苔で冬眠させる方が失敗は少ないと思います。

6.ハンドリングについて
 考察でも述べていますが、どんどんふれあってください。つまむと嫌がりますが、手に乗せるくらいなら嫌がりません。子ガメの甲羅は、まだ柔らかく、手足や尻尾も細いので、慎重に扱って下さい。ある程度時間が長くなっても大丈夫。手からエサやりすると、すごく慣れます。でも、触った後は、必ず手を綺麗に洗ってくださいね。

 個体にもよりますが、手のひらにそっとのせると、それ程嫌がりません。まぁ、ニホンイシガメの幼体は元気なので、あまりジッとはしていないんですけどね。
 ヘソの部分を見て頂けると、孵化後、間もないことがわかりますね。
 この子は、割とジッとしている方でした。決して元気がないわけではありません。個体によってかなり差があります。
 さすがにひっくり返すと抵抗します。嫌なんですね。元気な子はすぐに起きあがろうとします。警戒心が生まれると、ひっくり返されても頭や手足を引っ込めたまま、しばらく動こうとしません。  こうやって、つまむとものすごく嫌がって抵抗します。そりゃぁ、誰だってつままれるの嫌ですよね。







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