ニホンイシガメ

 頭から出てきます。鼻の下ぐらいに卵嘴(らんし)と呼ばれるトゲ状の突起があり、それを使ってカラを破ります。  前足が出ると結構動き回ります。動きすぎてひっくり返ることも・・・。  生まれた直後は、かなり体が歪んでいますが、時間とともに伸びてきます。この個体は比較的きれいで、卵の形のままですね。
 中には、卵黄を全て吸収する前に卵から出てくる個体もありますが、これも時間とともにおなかに吸収され、穴は塞がります。  孵化寸前の卵です。ゴムまりの様に弾力があり、パンパンに膨らんで元の形よりかなり球体に近いです。  卵嘴がわかりますか。白い突起がそうです。
 これは、全て同じ年に生まれた子ガメですが、大きさが随分と違うのがわかりますか?
 産卵は、だいたい2回に分けておこなわれます。孵化の間隔が1ヶ月近くあきますので成長に差が出てしまいます。
 一概には言えませんが、やはり早く生まれて大きくなっていく個体の方が丈夫です。
 小さくてとってもプリチーです。瞳がたまらんです!甲長は、3.5センチ前後です。  そんな思いもつかの間、生まれた年に冬眠させずに保温飼育すると、一年を過ぎる頃にはこんなに大きくなります。(10センチを超える個体もいます)
 これは、メスガメの例です。オスは、もっと成長が遅く、年数が経っても15センチを超えることはあまりありません。






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