於美阿志(おみあし)神社(檜隅寺跡・檜隅盧入野宮跡(ひのくまいおりのみや)

  於美阿志神社は、明日香村大字桧前に所在し、東漢氏一族の祖である阿知使主(あちのおみ)を祭神としている神社で、この境内は彼等の氏寺であった檜隅寺の跡であり、また宣化天皇の宮殿である檜隅盧入野宮があった所で、神社・寺跡・宮跡と三つの性格が重なった所です。天智天皇時代の創建といわれています。
  
  
  現在、塔跡とされる心礎の上には平安時代に造られた十三重の塔が建立されています。飛鳥に最初の宮殿が樹立された所であり、飛鳥が歴史の表舞台に立つ出発の地点でもあります。