A Midsummer Night's Dream

シェイクスピアの喜劇の映画化です。
久しぶりに大人の映画を見ました。冒頭、領主の館は壮麗です。町並みも細やかに描けています。これに対して、妖精たちが主役になる場所では、まるで舞台を見ているような背景になりますが、かえって話にマッチしているような気がします。メンデルスゾーンの同名歌曲からも「序曲」と「結婚行進曲」が使われており、きっちり約束どおりです。
夜の森でおっかけっこを演じる二人の女性も、なかなか体当たりの演技でした。いたずら妖精ニックが映画を最後まで楽しくみせてくれます。なお、スターウォーズ Epsode1 で、ダース・モールをメイクアップしたポール・エルランゲンがデザインを担当しています。なるほどと思わせるデザインが楽しめます。佳作です。
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