Iron Giant

空から落ちてきたロボットと少年の話です。原作者の L. T. Hughes は残念なことに、映画の公開を見ることなく、昨年亡くなっています。
予告編を見たときは、ロボットのデザイン(まる出だめ夫のボロットみたい)も、背景も、古臭い感じがして、まあ日本では上映されそうもないから、とりあえず見に行くかくらいの気持ちで見に行ったのですが、これが案外掘り出し物でした。
時代をスプートニクショック直後のアメリカにしたのも成功の理由でしょう。空から落ちてきた謎のロボット、ひょんなことからその友達となった少年、謎の被害にとまどう町の人、ロボットを捕まえようとする軍人と、型どおりの話ですが、ワーナー映画の味付けは、十分なリアリティを与えました。
「サウス・パーク」を日本が避けて通ってきたアニメとすれば、「アイロン・ジャイアント」は日本のアニメがどこかに忘れてきた作品です。なんとはなく懐かしい、駄菓子屋の味を持った作品です。
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