ようこそ、プリンスのレストラン(2)へ。

このコンテンツでは、「プリンスのレストラン」を運営している 料理長こと、yokkinなりに
考えるカップリングについて、または ゾロとサンジについての自分なりの捉え方、
作品を創り出す上でののこだわりなどをご紹介致します。


基本的に、私は相当な 流血好きです。
インターネット、と言うモノが身近にある環境になって、色々とゾロサン小説を読みまくっていましたが、
自分の思う形に ピッタリ嵌る、というものがとても少なくて、それなら自分で
描いちゃえ、書いちゃえと言うノリでサイトを運営する運びになりました。

まず、当レストランにおいては、「流血」を切り離して語る事は出来ません。
エロを読むよりも、書くよりもなによりも サンジの流血が大好物です。

でも、必ず、ハッピーエンドでなければならないし、もちろん、サンジがヘタレでもダメです。

では、サンジの何がどう好きなのか?と自己分析してみると、
昔から片目キャラに惹かれると言う癖はあったようです。(ゲゲ●の鬼太郎は除く)
それから、脇役キャラに惹かれると言う癖もあります。

ドラゴンボ●ルのピッ●ロだの、ベジータだの、聖闘士星●のアンドロメ●の瞬だの。

全然関係のない話しですが、最近、サンジ以外で萌えを感じたのは、金色の●ッシュベルの清麿でした。

まあ、それはおいといて、サンジのどこがいいか。

まず、戦闘スタイルです。自分の身を削って闘うと言うか、常に大丈夫か、死んじゃわないかと言う
儚さがつきまとう感じがするんです。
そして、必ず、「何かを守って自分を犠牲にする事を厭わない」、という事。

ワンピの原作を見てると、最初の登場シーンからして、ずっとサンジは何かを守っています。
守っては、傷ついてます。ウソップも同じ事をしているのに、何故、サンジには萌えを感じ、
ウソプーにそれを感じないのかと言うと、もうルックスの差としか言いようが無い様な気もしますが、

敢えて言うなら、不言実行と有言実行の差でしょうか。
サンジは不言実行、ビシっと決め台詞を言う時は、大抵、散々やられてからだし、

物凄くカッコイイ事やってるけど、ウソプーほどの大口は叩かない。

軽薄な様で決してそうで無く、サンジは実に変幻自在と言うか、ホントはすごく頭が
いいのに、仲間の前でそれをひけらかす事が殆どない、と言う事もなんだか、
「腹で何を考えてるのかわからない奴」とゾロに思われてそうで、そんなトコロも好きだったりします。

サンジは、自分なりの価値観で、堂々と潔く命を捨てる男だと思うんです。

で。ゾロ。

私は、ゾロは魔獣だ、ケダモノだと言われていますけど、そうは思わないんですね。

案外、非常に優しい男だと思っています。
女、子供にサンジとは違う優しさを向ける場面を多く見るからです。
そして、ゾロもやっぱり知性もサンジには及ばないまでも、ちゃんと持ってると思います。

自分の進む道の上に、たまたま障害があって、それを排除するのに 血を流す事はあっても、
それを寄り道だとはゾロは認識しないで、ブルドーザーの様に自分の信じた道を
突っ走ってる、と言うのが私の見たゾロ像です。


私が好きなサンジ、と言う基準で小説なり、絵なりを描いている訳ですけれども、

サンジは、

1、戦う力のある男、
2、賢い男、
3、それでいて、時々、すっごい馬鹿なミスをする抜けているところもある
4、女女しく無い男
5、一見単純そうだけど、非常に複雑な性格の男

なので、ゾロに甘えたい、と言う時も「甘えさせろ」みたいな お前何様だよ、と言うくらい
高飛車な言い方しか出来ないのです。

ゾロの方はと言うと、こっちは単純に サンジに甘えたい時は、黙って擦り寄っていくだけで、
言葉では何も言いません。

お互いの全てを見据えて、目を逸らさないで、全てを飲み込んで、
相当な覚悟で進み始めた二人、

他の誰かでは決して 埋められない 唯一無二の特別な存在だとお互いが認め合っている、

ゾロサンはもちろんですが、普通のボーイズラブでもそんな形が非常に好きです。

自分なりのウンチクやこだわりについては、いくらでも語りたいところですが、
それは、手品のタネを明かす様でもあり、このあたりで シメたいと思います。

最後まで読んで下さって、有難うございました。


                                                       2003.7.26