フロッピー


普段はなにも考えずにフロッピーでバックアップをとってるけど、これはちょっと怖いことではないだろうか?

たとえば秘密のファイルがあるとして、それをフロッピーにコピーするとする(あとから述べる理由で読み込みだけは可能に)。

$ls -l
-rw-r--r-- root root . . . . secret.txt

まず root に変わってフロッピーにマウントする。

$su
password:
#mount /dev/fd0

コマンド cp にオプション -p をつけて、ファイルの属性を保持するようにする。

#cp -p secret.txt /mnt/floppy/

まちがいないかを確かめてみる。

#cd /mnt/floppy
#ls -l
-rw-r--r-- root root . . . . secret.txt

一度アンマウントしてもう一度マウントする。そして中身を見てみると . . .

#pwd
/mnt/floppy
#ls -l
-rwxr-xr-x root root . . . . secret.txt

なんだか違ってきてるみたい。まさか . . . とは思うが一般ユーザでマウントしてみる。

#su user
$mount /dev/fd0
$cd /mnt/floppy
$ls -l
-rwxr-xr-x user user . . . . secret.txt

所有者が user に変わってしまった!

というわけでこのファイルはマルハダカになってしまっている。

それならばと、root だけに読み込み書き込みができるように、再度 root でマウントしてから

#pwd
/mnt/floppy
#chmod 600 secret.txt

としてもかってに属性を変更してしまう。

#ls -l
-rw-r--r-- root root . . . . secret.txt

*** ド ウ シ ヨ ウ モ ナ イ ノ ネ ***

すなわちフロッピーでバックアップをとる、ということは

ファイルが - しかも簡単に持ち運びできる - つくられる、ということらしい。こんな危険(?)なものだとは知らなかった!

(そういえばコマンドで dd というのがあったはずだ。でも使いかたがよくわからん φ(>_<) . . . )

(参照) UNIX - Mount


きょうの UNIX