コマンド tar


いろいろなホームページを見ているとよく下のようなリンクがある。

色の変わった部分を押すとそのファイルがダウンロードされる、というものだが、その作り方がようやくわかった。

リンク元にバイナリファイル -- テキストファイルを加工したもの -- が置いてあるのだ。

上の例では settei.txt を別の作業用のディレクトリにコピーしてからコマンド tar をつかって圧縮した。

圧縮にはオプション cvzf と圧縮ファイル名(XXX.tar.gz)が必要。

$ls
settei.txt
$tar cvzf settei.txt.tar.gz settei.txt
$ls
settei.txt settei.txt.tar.gz

バイナリファイルのダウンロードでは自動的にブラウザのダウンロードマネージャーが開いてファイルを置く場所を聞いてくる。

ふつうはユーザのホームディレクトリになっている。

展開するには xvfz オプションをつければよい。

$ls
settei.txt.tar.gz
$tar xvfz settei.txt.tar.gz
$ls
settei.txt.tar.gz settei.txt

(参考)
Vine Linux の a2ps ソフトは日本語が表示できるので、例えば以下のようにコマンドを打ち込むと「パソコンの設定」の1ページ目が印刷される。

$ls
settei.txt
$a2ps -B -1 settei.txt -a1 -d

「注意すること」

リンク先は -- 悪意があれば -- 簡単にベツモノに偽装できる。

それにバイナリファイルはメールの添付ファイルにも利用されている。つまり原理的にはウィルスやワームも仕込むこともできる。

少しでもあやしいと思ったら、

ブラウザの画面上で右クリックをしてソースを見るか

ダウンロードマネージャーに表示されているファイルを見て

実際のファイル名とリンク上のそれがくいちがっていないか、拡張子が違っていないかを確認したほうがよい。


きょうの UNIX