コマンド mail


ぼくは Vine Linux ではウィンドマネージャーに WindowMaker を使っている。いろいろとアイコンを変えたりするが、WMMail(アイコンがモニタのもの)だけは画面がいつも No Mail となっていて少しだけ気に入らない。

Email に sylpheed を使えば WMMail のアイコンが通知してくれるらしい。だが現在のところ Email には mozilla_mail のほうを利用してるので、どうにもならない。

どうにかして WMMail のアイコンが変わるのを見たいので、コマンド mail を使って自分宛のメールを出すことにする。まず引数なしでコマンドをタイプする。

$mail <- Enter
No mail for ユーザ名

早速、メールを出してみよう。引数にユーザ名をタイプする。すると下のような表示がされる。

$mail ユーザ名 <- Enter
Subject :

Subject にはメールのタイトルをタイプする。

Subject : himitu <- Enter

改行されてカーソルが Subject の下へ移動する。

画面上にはなにも表示されてないが、ここからがメールの書き込みである。書き込みが終了したら、改行してピリオドを打つ。

Subject : himitu
こんにちは。
. <- Enter

すると画面に Cc: と表示されるが、そのまま Enter を押すと mail は終了してもとのプロンプトに戻る。

数秒後にはピープ音が鳴って、WMMail のアイコンのモニタ画面に e の文字が現れて回転するはずである。ちょっとうれしい。

(改行をしてピリオドを打つのはどうやら ed というラインエディタの方式らしい . . . )

今度はメールを読んでみよう。

$mail <- Enter
Mail version 8.1 6/6/93. Type ? for help.
"/var/spool/mail/ユーザ名" : 1 message \
1 new
> N 1 ユーザ名@localhost.loca \
Thu Mar 11 22:00 13/481 "himitu"
&

上のような画面が表示されて、最後に & マークがでてくる。この & の後ろに mail 用の特別なコマンドをタイプする。

N の後の数字がメールの到着番号を表す。1通しかないので N 1 とでている。& の後ろに 1 とタイプする。

& 1 <- Enter
Message 1 :
From ユーザ名@localhost.localdomain \
Thu Mar 11 22:00:00 2004
Delivered to : ユーザ名@ . . .
to : ユーザ名@ . . .
Subject : himitu
Date : Wen, 11 Mar 2004 22:00:00 \
+0900(JST)
From : ユーザ名@ . . .

こんにちは。

&

日付、時刻等の後にちゃんとメッセージがプリントされているようだ。

メールを消すには delete + 到着番号、とタイプする。

& delete 1 <- Enter

しばらくすると WMMail のアイコンが No Mail へ戻る。最後に mail を終了させるために q とタイプする。これでもとのプロンプト($) に戻る。

& q <- Enter
$

コマンド mail をつかってメールを書いておくと、 次にログインしたとき最初にメールの到着を知らせてくれる。これはメモ代りに使えるかも . . .

(注意)
メールを削除せずに q コマンドで mail を終了させると、下のようなメッセージがでる。

& q
Saved 1 message in mbox.
$

どうやらそのメールを /var/spool/mail からホームディレクトリへと移動させて、mbox というファイルをつくってその中に納める仕組みになってるようだ。

保存しないのであれば mbox は削除しておけばいいだろう。


きょうの UNIX