Grover Furr への インタビュー

Carl Miller

Reason in Revolt Now Thunders! [original article] (linkrot)

posted on May 12, 2006


Grover Furr への インタビュー

最近、大学教授の Grover Furr に インタビューする 機会を 得た。 David Horowitz は、その新刊書の なかで、彼が スターリンを 擁護しているという 理由から、Furr 教授を 攻撃している。 そこで 私は、Furr 教授が このことを どう 見ているかを 尋ねれば よいと 考えた。 私は Furr の 発言を 全面的に 同意は しない、しかし また、このインタビューで 彼が 私に 与えたものが 非常に 重要であり、彼のような 人物が ソビエト連邦 [の歴史] に 関する 正確な 記録を 扱うことが、少なくとも 私から 見て、非常に 有益だと [いうことが] できる。


Q (Carl Miller): あなたは、世界の 左翼の なかでさえ、それほど 多くもない 人々が 擁護しようと している、ヨシフ・スターリンに ついて 何らかの [研究を] している。 なぜ、そうすることが 重要だと 考えているのか?

A (Grover Furr): 始める前に、こうした 問いかけに 私が 答えるよう、あなたが 質問 [の場を 設けた] ことに 感謝したい。 これらは、資本主義に ウンザリしている 誰もが 関心を もつべき、そして 世界を 搾取から 開放するため 闘った 人々の 経験を 学ぼうとする [ためにも] 非常に 重要な 議論だ。

私は スターリン「自体を 擁護」しない。 私は [歴史における] 真実の 擁護に 努めている。

共産党宣言のなかで、マルクスと エンゲルスは、プロレタリアートは 「(自身の) 鉄鎖 以外、失うものは 何も ない」と いった。 私は それを、真理への 探求という 方法に 立てば、どんな 先入観、個人的な 偏向や 偏見、等々も 許されることでは ない、という 意味に とる。

われわれは、事実に おいても、われわれ自身に その基礎を おくのでなければ、資本主義に かしずくのを 望むことは できない - そんなことは、資本家にとって、とうてい 実行できる ものではない。 なぜなら 事実は、恐るべき 搾取と、資本主義の 残忍さとを 浮き彫りに しているのだから。

そこで 私は、客観的で あるため、利用できる 最も 良質な 証拠を 研究するように 努めてきた。

Q: ヨシフ・スターリンの ありふれた 記事では、彼は 1人の 偏執狂であり、権力亡者で、大量殺人者だ。 スターリンに 反対する人は、その証拠として、粛清と 「度はずれた 崇拝」 とを 指摘するだろう。 この点についての あなたの 姿勢は どうか?

A: もし 証拠によって、スターリンへの [そうした] 見方が 裏付けられるなら、そのときは、私も 認めよう。 しかし、裏づけが ある 証拠は まったく ない。

スターリンへの 見方は、2つの 典拠 - その いずれも まったく 信頼できないが - トロツキーと フルシチョフとに 依拠している。 特に 後者は [U.S.A. では] はるかに 影響力を もつ。 その どちらもが 偽りであり、全てにおいて ほとんどが 想像でしかない。

U.S.S.R. 末期に (あるいは、実際には その少し 前から) 発表された、ソビエト公文書の 資料は、以前のものと 同様、多々 疑わしい点が あるにも かかわらず、現在 [上に 述べたことへの] こうした 確信を、われわれに 可能にする。

ロシアでは U.S.S.R. 末期、スターリンへの 関心が 大きく 復活した。 始めて、スターリンに対し 客観的な 学者が 現われはじめた。

多くの 偉大な 彼の 同時代人も また 認めるように、スターリンが ある [意味] まさしく 非凡な 人物だった、という 証拠が ある。

今日、ソビエトの 歴史への 見方で、冷戦中に - 実際に 求められた - 一般化され、現在でも 有力な、トロツキー - フルシチョフの [描く] 肖像は、まったくの 偽物である。 それは、学問の名に 値しない、全然 ふまじめな 著作でしか、支持されない。

現在 私は、1956年 2月 25日の 第20回党大会で 行なわれた、フルシチョフの 悪名高い 「秘密報告」 への 少々 長い 研究を 終えたところだ。 この フルシチョフの 演説では、スターリンの 恐ろしい 犯罪に 対する 非難の 陳述が されている。 この演説により、共産主義運動は 大打撃を 被り、当然ながら、反共主義者と トロツキストとを 喜ばせた。

過去 2年に わたった 調査中、私は ショッキングな 事実を 見つけた。 フルシチョフが、スターリンと Lavrentii Beria について、それぞれ 行なった 暴露は 偽りだった! 私は、現在まで、フルシチョフが 真実を 述べた [箇所を] 一例も 見つけていない。

私は 現在、このことについて もう少し 詳しく、"(Un)critical reading and the Discource of Anti-communism" という タイトルの 記事を 書き、The Red Critique の 厚意に よって - 私の 記事が 主に 歴史を 扱い、彼らの 雑誌が 理論を 主と するにも かかわらず - 発表することが できた。

http://www.redcritique.org/WinterSpring2006/uncriticalreadingandthediscourceofanticommunism.htm

私の、フルシチョフの 「秘密報告」 の 虚偽に 関する 詳しい 研究は、2006年 末までに だせるだろう。

Q: スターリンへの もう 1つの 非難は、ウクライナで 数百万の 餓死者を だした、人為的な 飢餓を 彼が 強制したことだ。 このことで、その時期中に 何が 起きたのか、何らかの 正確な 報告は [あるのか]?

A: これは 完全な ウソだ。

この話は、結局、ナチスから きていて、彼らが それを 30年代 中頃に 広めはじめた。 U.S.A. では、Hearst newspaper - 極端な 反共主義の - が とりあげた。

故人の Dong Tottle が、彼の 本の なかで、この事実に 注目している。 "Fraud, Famine and Fascism. The Ukrainian Genocide Myth from Hitler to Harvard" (Toronto: Progress Books, 1987) Tottle は カナダ共産党に 関係しており、彼の 記述には いくらかの 弁明が ある。 しかし 彼は、この つくり話の 欺瞞的な 性質に 関する [それを] 彼への [残された] 課題と した。

第2次世界大戦後、ウクライナでの 人為的な 飢餓という つくり話は、ナチス主義者の ウクライナ ナショナリスト グループにおける 信条と なった。 その 指導者たちの 多くは、CIA の手で U.S.A. へと 定住し、[CIA は] 彼らの 反ソビエト プロパガンダを 進めるための 資金を 提供した。1960年代 初頭まで、これら ファシストの ウクライナ ナショナリスト グループは、U.S.S.R. 内部でも 同様に、テロリスト集団を 確保していた。

今日、この つくり話は、ウクライナという 国の ナショナリストたちの イデオロギーに、なくては ならない その 一部と なっている。 反動的な 資本家たちと 以前の CPSU (旧共産党) [幹部の] メンバーは、その統制のために、正当なる ウクライナ ナショナリズムという 1つの 歴史を 築きあげないと いけない。

この 「人為的な 飢餓」 という つくり話は、ウクライナにおける [偽りの] 歴史を つくりだす 計画に 必要な その一部なのだ。 ウクライナの ナショナリズムは、当初から ファシストであったため、[彼らの] 唯一の 途は、凶暴な 反共主義により 「正当化」される よりない。

冷戦時に、反共主義者 - 良き 歴史家でも あるが - によって 書かれた 非常に 役だつ 本が いくつか あり、[そこでは] ファシストの ウクライナ ナショナリズムが どのような [方法を] 常に とったかを 説明しており、一読を すすめる。

John A. Armstrong "Ukurainian Nationalism" (NY: Columbia University Press, 1963)
Alexander Motyl "The turn to the right: the ideological origins and development of Ukurainian Nationalism 1919-1929 (NY: Columbia U.P. 1980)

the University of West Virginia の Mark Tauger 教授、他に よる 卓越した 調査は、この ナチスが 生んだ 「人為的な 飢餓」 という つくり話を、完璧に 論破している。 彼の 研究は 現在、彼自身の website から 入手できる。

http://www.as.wvu.edu/history/Faculty/Tauger/

これに 加え、2人の 人口統計学の 専門家による、次の 記事を すすめる。

Barbara Anderson and Brian Silver "Demographic Analysis and Population Catastrophes in the USSR" (Slavic Review 44,3 Autumn 1985) pp 517-536 (JSTOR から 入手 可)

Robert Conquest、 この 過去 半世紀の 間で もっとも 著名な 反ソビエトの ニセ 「学者」 は、ウクライナ ナショナリスト グループから 8万ドルで 請け負い、その見解を 広げるため 英語で 書かれた 主要な 本、"Harvest of Despair" を 書いた。 彼は、いわゆる 「証拠」 として、ナチスの プロパガンダを しつこく 利用した。

彼の 本と これらの 問題については、2つの 有用な 紹介が ある。

・ Jeff Coplon "In search of a Soviet Holocaust" (Village Voice Jan. 12, 1988)
At http://chss.montclair.edu/english/furr/vv.html

・ Jeff Coplon "Rewriting History: How Ukrainian Nationalists Imposed Their Doctored History on our High-School Students" (Capital Region magazine, Albany NY, March 1988)
At http://chss.montclair.edu/english/furr/essays/coplonrewriting88.pdf

・ "The Hoax of the Man-Made Ukraine Famine of 1932-33" Six-part series original published in Challenge-Desafio, the newspaper of the Progressive Labor Party beginning of February 25, 1987
At http://www.plp.org/cd_sup/ukfam1.html

・ さらに つけ加えて すすめるのは、Arch Getty の the London Review of Books (January 22, 1987) に 載った Conquest [の 本の] 紹介。 それを 再掲する 許可を 私は 得ていないが、幸い メールで 問い合わせれば、誰でも PDF ファイルが [入手できる]。

・ また、Dogg Tottle の 本にも、Conquest の 仕事と、ウクライナ ナショナリストの 欺瞞に みちた film "Harvest of Despire" の 両方の 分析が ある。 それは 今も 十分 読む 価値が ある。 長く 品切れが [続いている] ので、希望が あるなら 誰にでも その PDF コピーを 用意することは、私には 可能だ。

Q: 右翼 知識人 David Horowitz は、彼の 本 "the Professors" の 中で、あなたの 名を 挙げている。 これは、あなたに とって どんな 意味を もつのか? ここ、U.S.A. での [そうした] 事態を、あなたは どう 考えるのか?

A: それは 予想されたことだ。 Horowitz は、すべての 保守主義者 - これに 関しては、また 自由主義者も - と 同様、[資本主義に おける] 搾取を 擁護している 1人だ。

「保守主義」 として 知られる ものは、単に、資本家による 搾取の より 公然化した 反民主主義、および その 暴力版への、イデオロギーによる 擁護だ。 「保守主義」 の 支持層 - Horowitz も ここに 含まれる - の すべての イデオロギー的 立場は、労働を 安価にし 賃金を 低く 抑え、公的サービスは 最低限まで 引き下げ、雇用者へは [強制力を] 与え 雇用されるものに 無能な 立場を 余儀なくさせる、という 反民主主義への 1つの 粗雑な 正当化に ある。

しばらく 前に、これが どう 作用するかを 簡単に 説明した 短い エッセイを 2つ 書いた。それが、

http://chss.montclair.edu/english/furr/conservatives1.html
http://chss.montclair.edu/english/furr/conservatives2.html

そこには 欠陥が あったとしても、共産主義者は、20世紀を 通し、人類の 解放と 労働者の [権利の] 獲得のための、はるかに 強大な 勢力だった。 共産主義運動は、資本家たちの 恐怖の 世紀における、唯一の 明るい 希望の 場であった。

そう、資本家による 搾取への すべての 擁護と、それを 維持するための さまざまな イデオロギーとが、反共主義へと 強要されることと、共産主義運動の 歴史について - 彼らが、当然にも、他の ほとんど すべてでも 偽りを 述べているように - 偽りを 述べることを 躊躇しないだろう こととは、ほとんど 明らかだ。

Horowitz は、彼の 右翼の 依頼人からの 指令 - U.S.A. の 高等教育において 巨額に わたる その 資金 [援助の] 中止が 行なわれている ことは 無視して、大学が 「左翼」 によって 接収されている、という バカげた 主張へと 注意を 向けさせること - を 実行している。

Q: あなたの、トロツキーと 彼の スターリン批判、それに ソビエト連邦に 関する 全般的な トロツキスト全体の 姿勢への 評価は どうなのか?

A: トロツキーは 本物の 知識人だ、しかし また 非常に 限られた 人物でもある。 彼の 思想は、ボルシェビキと メンシェビキの 立場を 合わせたもので、彼は ボルシェビキの 党派で 右の - 経済決定論者 - 主柱に 依っていた。

このこと自体は、彼を 排斥するには 不十分だ。 つまり、1920年代には、異なった 思想の 持ち主の 間での 討論は、健全で 優勢だった。

しかし、トロツキーは 不誠実だった。 彼の 意見は、20年代を 通し、ボルシェビキの 委員会 および 会議で、しばしば 斥けられたので、彼は 別の 方法により 勢力を 得ようと 試み、分派を 形成し 維持した。 1929年に U.S.S.R. から 追放後、彼は その生涯の 残りを、勢力を 取り戻すための 計画に 費した。

旧ソビエト公文書からの 資料は、1936-8年の、公開された 3つの モスクワ裁判での、トロツキーに 対する 非難の 告発が、事実だと するに 十分な 証拠を 与えている。 トロツキーの 支持者は 確かに、ソビエト政府の 転覆と、スターリン 他の 暗殺のために、右派との 「ブロック」 を 形成していた。

また、同じ 裁判において 告発された、トロツキーが ドイツ軍部の 指導者 および 日本と 接触したと いうことの 十分な 証拠も ある。 旧ソビエト公文書から、さらに 証拠が でる [可能性を] 除けば -- それが 事実であり 正確だと 考えていると しても - 私は、この裁判の 立証を 意図している わけでは ない。 こうした 証拠から、この裁判の 被告に 対する、また 欠席した 共同謀議者である トロツキーに 対し なされた 実際の 告発が 確認される。

トロツキーは 非常に 傲慢であり 独裁的であった。 彼は、たとえ 親しい 支持者からで あっても、めったに 批判は 聞き入れなかった。 彼は、彼の まわりに 個人崇拝を つくりあげ、それは 彼の 生存中 そして 現在でも、 トロツキスト運動を 特徴づけている。

共産主義者の 中での トロツキーに ついては、ここに、かなり 役だつ 記事が ある。 "the Progressive Lavor Party's journal" (Spring 2004)
At http://www.plp.org/communist/communistspg04.pdf

Q: スターリン後の ソビエト連邦は、修正主義、社会帝国主義、社会主義、社会ファシズム、あるいは それらに 似た なにか [の いずれだと] あなたは 考えるのか、そして もし そうなら、[それは] なぜなのか? あるいは、ソビエト連邦において、ペレストロイカ 以前に 資本主義は 復活していたのか?

A: ソビエト [崩壊] 後の 状況の 全ては、とりわけ、資本主義による 略奪に 属している。 U.S.S.R. 末期、その新しい 支配者たちは、労働者の 生活水準 [を 押し下げることで] 披雇用者 - 人口の 大多数を [占める] 膨大な - 全般を、悲劇的 [状態に] 陥れた。

このことが、ゴルバチョフ、エリツィン および CPSU 幹部たちの、明らかに 主要な 動機であり、彼らは U.S.S.R. の 財産 - 労働者への 搾取の 割合を 最大限まで 増加させ、それにより 少数の 資本家たちへ 巨額の 財産を もたらす - [その 財産を] 公然と つくりあげ 所有することで、私物化した。

こうした 過程は、旧 U.S.S.R. の もとで 始まった。 資本主義の 公然の 導入と 私有化とは、この過程を 急速に 加速させる [ため 必要な] 質的な 一段階であった。

Q: これらの、スターリン時代を 通じて、何が 続いたのかに ついて、真実を 知ろうとすれば、どんな 著作を 勧めるのか?

A: その真実は [現在も] 出現している。 ロシア語には かなりの 著作が あるが、英語 [の それは] ほとんど ない。

今日まで、私が 最良と 見なしたものの リストに ついては、on-line journal の Cultural Logic (2005) にある、私の 2つの 記事、"Stalin and the Struggle for Democratic Reform" の 参考書目と 注を 見てほしい、

http://eserver.org/clogic/2005/furr.html
http://eserver.org/clogic/2005/furr2.html

Home Page にある、私自身の 研究の リンクへは、いつでも 参照が 可能だ。

http://chss.montclair.edu/english/furr/

Q: U.S.A. において、スターリンに 関し、もっとも 正確な 方針を もっていると、あなたが 見なす 政治的 グループとは どこなのか?

A: The Progressive Labor Party -
http://www.plp.org/

彼らには、今では かなり 古くなったが、4回に わたる かなり 役だつ シリーズが ある - "Review of PBS Series: Stalin" (May - June 1990) - それは [次の URL から] 始まっている、

http://www.plp.org/cd_sup/pbsstal1.html

Q: "Set the Record Straight" 計画への、あなたの 印象は どうか?

A: [ここでは] 'cult of personality' に 関して いくつか 言及する、ということで 答えていきたい。

ボルシェビキと 中国革命の 歴史は、平等な 共産主義世界のため 闘うことを 望む すべての [人にとって] 偉大な 教科書だ。 しかし、われわれには、そこから 教訓を 学ぶ 責任が ある。 特に、われわれは、彼らが おかした 重大な 誤りを 認めなければ ならない - 誤りは これらの 革命を 内側から くずす 結果と なる。

そうした 中で、重大な 誤りが、それぞれの [革命の] 指導者の 'cult' だ。 共産主義運動での この教訓は、はっきりと している。 「偉大な 指導者」 の cult は、致命的な 誤りだ。 彼らが [それを] 明白に 拒否するまでは、どのような 発展も あり得ない。

the Progressive Labor Party について、私が もっとも 尊敬することの 1つが、そのことを 実践していることだ。 彼らは、苦心して、どんな 党派の 指導者の 周囲にも、cult を 打ち立てることを 回避している。 その党派の 第1の 人物だけでなく、他の 指導メンバーに ついても、彼らの どの 文献においても 常に、もちあげることが ない。 かれらは 「代弁者」 を もたない。 すべての 党派の メンバーは、その組織 [自体] を 表現することを 学ばなければ ならない。

スターリンは、誇張した 賛美や ヘツライには、常に、強硬に 反対した、それは 結局は、ソビエトの 政治と 文化の すべての 様相を 害した。 彼は、それが 考えとしては 「革命社会主義」 であって、マルクス主義では なく、拒否すべき ことだと、しばしば 指摘した。

もし 彼が 実際に、反共主義者が そうだと 偽って 主張する 「全能の 独裁者」であったと すれば、そうした [cult を] 取り除いただろう。 もちろん、彼は けっして 「全能の 独裁者」 では ない、そして この 不快な cult を はねつけることは できなかった。

こうした cult は 恐ろしい 損害を 与えた。 それは、出世主義者や 怠け者、そして 陰謀家を そっくり 隠し続けた。 フルシチョフは、1956年の 彼の 「秘密報告」 において、cult を - 不正に - 攻撃した。 しかし、フルシチョフが それについて 発言した 全ては 正しくなかった。

そして、フルシチョフ 自身、その cult を つくりあげる上では、誰にも 負けていなかった。 彼が 1964年 10月に 放逐されたとき、彼を 解任した 中央委員会の メンバーからは、彼自身の cult が 非難された。

中国共産党は、まさに このことから、誤った 教訓を 学び取った。 彼らは、スターリンを とり囲む それより 小さな 'cult' を 毛の まわりに 意図的に 築き上げた。

そして、そのことが、中国の 労働者の 力を 一挙に 逆転させる その 一因と なった。 「毛主席への 忠誠」 の [影に] 隠れて、右翼と 反共主義者とが、左翼勢力を 混乱させ 壊滅に 追い込み、毛の 死ぬ 以前に、CCP (中国共産党) を 乗っ取った。

毛の 'cult' における 彼らの 関与で [その実体を] 隠蔽したことで、CCP 指導者層 内に いた 親・資本家 勢力は、[共産党の] キーとなる 地位を 獲得した。 毛の 死の 際、彼らは、わずかの 期間に 権力を 奪取し、英雄的な 中国革命の すべての 遺産を 覆した。

その 違いは こうである。 スターリンは 'cult' に 対抗した。 われわれは 今日、強いて いえば、より 強硬に そうしようと したことを 知ることが できる。 しかし、毛は 彼自身を とりまく cult を 意図的に 助長した。

毛と CCP は、ソビエト連邦での フルシチョフの 指導性を、はっきりと 正当にも 批判した。 しかし、この場合には、毛は、ソビエト社会主義における 最悪の 特性の 1つ - フルシチョフが その権力を 手に入れ、共産主義の 闘いを サボタージュするのを 助けた - に 見習うことを 意図的に 選択した。

毛は 偉大な 革命思想家であり、多方面での 指導を 行なった - 偉人の 1人だ! しかし、毛の 'cult' を [考えた] 場合、彼は 無節操な やり方を 演じていた。


彼からは、次の メッセージが 自己紹介として 送られてきている。


私は、スターリン時代の ソビエト連邦の 歴史を 研究する上で、私を 制限するような どんな 形式的な 基準も もたない。 私には、そうした条件が 何なのか、想像することも できない!

1965-69年、1大学院生だったとき、私は ベトナムでの U.S.A. の 戦争に 反対していた。 [そうした 集まりでの] 意見の なかで、誰かが 私に、ベトナム共産党は 悪い [連中に] 違いない、なぜなら 彼らは スターリン主義者だから、そして 「スターリンは 数百万の 無実の 人々を 殺害した」 と 語った。

私は、確か 1974年ぐらいに 出版された Robert Conquest の 本、"the Great Terror" の 初版を 読んだ。 私は 驚いた! しかし、すでに 長い間 ロシア文学を 勉強しており、私は ロシア語を 読むことが できた。

そこで 私は、Conquest の 本を 注意深く 調べてみた。 私は、Conquest が その典拠を 不正に 使っていることを 発見した。 彼の [本の] 脚注は、その 反スターリン [という 立場からの] 推定を 支えるものでは なかった。 基本的に 彼は、スターリンに 反対する どんな 典拠でも - それが 信頼できるか どうかに かかわらず - 使用していた。

私は ついに、いわゆる 「テロル」 に 関する なんらかの [研究を] 書くことに 決めた。 それは 長い時間 かかったが、1988年 私は "New Right on Old Stories about Marshall Tukhachevskii: Some Documents Reconsidered" を とうとう 出版した。
http://chss.montclair.edu/english/furr/tukh.html

1980,1990年代を 通し、私は、ソビエト連邦 [を 研究する] 新しい 歴史学派 - Arch Getty、Robert Thurston、Roberta Manning、Sheila Fitzpatrick、Jerry Hough、Lewis Siegelbaum、Lynne Viola 他を 含んだ - の 研究成果を 学んだ。 当時 彼らは、時には 「ガキ大将」 とか 「修正主義者」 と 呼ばれていた。

彼らは、すでに 利用可能な 証拠を 注意深く 検討することで、また - もっとも 重要だが - 客観的で あろうとする きびしい 努力によって、冷戦時の、トロツキストや フルシチョフに 関する 全て - そして、最近の ゴルバチョフ-エリツィンの 「歴史」 に おいてさえ - 政治的な 傾向による 妥協が 避けられないことを、すでに 示していた。 彼らは、それは 歴史ではなく、反共産主義の 宣伝であることを 証明した。

1999年には、モスクワを 拠点に [活動する] 研究者、Vladimir Bobrov は、旧ソビエト公文書からの 資料の 出版について 知らせ、いくらかは 私に 送り、他の ものについては 私に 指摘した。 これらの 資料は、スターリンの 役割を 含む、ソビエト連邦の 歴史の 完全な 書き直しを 要求する 証拠を 準備した。

そのときから 私は、スターリンの 時代の 真実の 歴史の 発見に 向けて、いくつか 小さな 寄稿を [発表するよう] 努めてきた。 私は、あなたが、それを 重要な 課題の 1つであると 考えることに、賛意を 呈する。

あなたに 成功を!


彼の 意見の いくつかには 同意できない としても 、私は、この インタビューを 行なうことができ、ソビエト連邦の 社会主義の 歴史を 擁護する こうした 発言を 紹介できたことを、喜ぶものだ。


(補論)

われわれは 証拠を 見る 必要が ある (注)

Grover Furr

Inside Higher Ed (comment) [original page]

posted on July 24, 2006


私は 声明文に 署名した。 これが [その] 理由だ。

私の Churchill への 印象は 貧しく、[それは] 漠然とした 知識 - 以前より 彼の 学問には いくらか 疑問点が ある という - に よるものだ。 しかし そのことは、彼が ウソつきだとか、あるいは 解雇に 値するということと 同じでは ない。

UCo (Colorado 大学) が、Churchill の 発言 - 彼には それをする 権利がある - を 理由に 事実調査を すすめたのは 明らかであり、[例え] 彼らが 愚かで 反動的で あったにしても、解雇を 撤回しないことは 確実だろう。

そして 教授会は、基本的に、常に こうした [大学側の 意見に] 同調する。 どちらにしても、事実は - 客観的 [に 見れば] - 彼らは 妥協したのだ。 結局、彼らは 与えられた 「調査」 への 高度な 政治性 [に かかわることを] 拒絶した - これを より あからさまに いうと 「魔女狩り」 と 称する。

私は Churchill についての 教授会の レポートに 目を通した。 私は それを 注意深く 調べては いない。

しかし 私は、他の 論争 [となった] 課題 - スペイン市民戦争、U.S.S.R. の スターリン時代 - についての 私の 研究から、研究者 [の 多くが] 偽りを なし、真実を 隠すことを 知っている。 そして、その 同じ 証拠に 向かったとき、真摯な 研究者 [であれば]、当然、異なる 結論に 到達する。

* * * *

そう、私は このレポートを 単純に 「信用する」 わけには いかない。 そうすることは、Churchill を [無条件で] 「信じる」 のと 何も 違わない。 私は、このレポートが 事実の上で まちがっていると 述べているのではない。 私は 自分で 証拠を 見ることを 望む。

われわれが どんなことを するにしても、[実際には 結果的に] 「誰を あなたは 信頼するのか?」 「誰を あなたは 信じるのか?」 という 範囲を 越えてしまうのだ。

もし それが 私の 研究している 他の どんな 課題で あったとしても、私は その 一次資料、同時期の 過程 それに 作品 それ自体を 見ることを 望む。 われわれ すべてが、そうすることは 確かだ。 この場合も、[それと] どんな 違いが あるというのか?

UCo の 報告書は そこまで いっていない。 いくらかの 引用は あっても、それらは とても 十分とは いえない。 結論は あっても、彼らが その結論へと 導いた 元となる 証拠は 与えられていない。

UCo の 教授会による 委員会の 報告の 検討において、[そこに] 何が 主張されているかを 調べる 目的のため、Churchill の 全ての 出版物を 入手する 作業は 大がかりなものと なる。

しかし、これは 当然 しなくては ならない。 UCo の 委員会が - 私の 考えでは - [実際には] それを していないことが、[隠されている] 真の 秘密である。

私は、Churchill が 自ら この点を 明らかに することを 望む。 もし、私が こうした なにかで 告発されたとして、私は テキストの 全てと - それと 1つの つくり話とを - 準備するだろうし、そうすれば、誰も、どんな 「委員会の 言葉も とりあげる」 ことは できないだろう。

私が なにか マチガイを おかしたのなら、私は [自ら] それを 指摘し、検討するだろう。 誰もが 誤りを おかす。 誰もが [ある] 偏りを もつ。

Churchill に スポットライトが 当てられ、現在 このような [処分が] 行なわれたことは 「公正」 でない。 しかし、方法は ある。 Churchill が テキストを 全て 準備し、例えば、ネット上へと 置くことだ。

直接、私自身で これを 全て 行なうことは 引き受けられない。 しかし 私は、もし それが 可能であれば、調査を しただろう。 そして、UCo の 委員会には [調査の] 期間が そう 長くなく - 非常に 不名誉だが - 彼らでは そうすることが できないので、それを 行なう 可能性のある 人物は、多分、Churchill ただ 1人だろう。

That is my two cents on report of the UCo committee.

われわれは - 私も そうする 考えだが - 行なわれてきた こうした やり方 全てに、強硬に 抗議すべきだ。 彼が した [はずの] 発言を Churchill が していなければ、彼が この種の 詮索の下に 置かれるべきでないのは 明らかだ。 そう、この調査は 最初から 疑わしい [のだから]。

(注) the Unversity of Colorado による Ward Churchill への 不当な 解雇に 抗議して。


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