「民族性と民衆性」


79年刊行の「続下手でもいい音楽の好きな子どもを」(音楽の友社刊)に収録されている。

著者はまずチャイコフスキーの音楽に対するロシア人の愛好にふれて、その後にムソルグスキーの音楽の特質へとはなしを進める。

そしてこの文章全体のなかでおそらく著者のいちばん主張したいと思われる節が続く。

著者は再度ムソルグスキーへと戻り、将来への示唆をのべて文章を閉じている。

(著者 園部三郎 初出「音楽芸術」1977年8月号)


2003年 10-11月

読書日誌