あの頃は私も若かった...ような気がする。 1年生
高校から建築を学んできたつもりですが、なにも覚えていない事は致命的だと考えております。
その中で、こんなこともあったかな〜ということを資料をみながら思い返しておきたいと思いました。
このページは主に高校の設計の時間に学んだことを思い出しながら書いております。
うちの高校は1、2年生が製図板+T定規で図面を引き、3年生がドラフターで図面をひくことが出来ました。
つまり、2年生と共用なのです。図面を張りっぱなしにすることもできないし(ほんまはしたらアカンけど)
2年生のT定規の扱い方が悪い(ペンを使うや、消しゴムのカスをT定規の後ろにこびりつかすなど)と
自分の図面が黒くなるなど影響が出るのです。
しかも席が決まっているので汚くても替えることは出来ないのです。
また私のところは結構酷かったのです。たぶんみんな思っていたのでしょうがこれは結構痛い。
まず製図室に入ってやることといえばT定規の拭き掃除。時間の無駄です。
みなさん、製図道具はきれいに使いましょう。(今更やけど)
課題の内容
第一回:線の練習
目的・・・正しい線の引き方を取得する。
これは基本ですね。教科書そのまま写すって感じです。
第二回:図面の表示記号、文字の練習
目的・・・建築設計製図に使用される各種表示記号の中で、基本的でかつ使用頻度の高い平面表示記号、
材料構造表示記号の意味や使い方を理解し、正しい使い方を取得する。
これもきほんですね。模写ですが意味がわからんとやっていました。
第三回:平面図
教科書の平面図(縮尺1/100)の内容を1/50で模写する
目的・・・最も基本となる重要な図面である平面図について、その表示すべき内容や表現方法について理解し、
平面図の正しい書き方を取得する。
イキナリ白いケント紙渡されてもどうやって書いたらエエかさっぱりわからへんかったですね〜
「えっどっからかくん?」とか言ってたはずです。
「え〜っと、中心線を薄くいれて、壁厚をとって・・・柱かくんだったっけ?開口部いれるんだっけ?」
第四回:土台回り詳細図
教科書の土台回り詳細図を縮尺1/5で模写する
目的・・・木造建物の土台回りの納まりを理解する。
次に立面図が来ないところがヤラレタ。ちなみにこれは夏休みの課題。
それこそ意味が判らなかった。土台ってなんやねん。
第五回:カナバカリ図
参考資料の図面を1/10で模写する。
目的・・・建築物の設計図の中で最も重要な図面である「かなばかり図」について、その表示すべき内容や
その表現方法について理解し、正しい書き方を取得する。
どこをかいているのかが判らなかった。断面図を描いて初めて理解しましたね。
第六回:立面図・断面図
小住宅の立面図、断面図及び軸組図を設計製図する。
遂に立面、断面の登場。屋根が瓦棒なのが懐かしい。
第七回:木造平屋建住宅の設計
設計条件にしたがって木造平屋建住宅を設計する
目的・・・第一回〜第六回を通じて学習した木造建築物の設計・製図法、ならびに
建築構造・建築計画で理解した知識を総合して、木造平屋建住宅の設計の方法を取得する。
設計条件
・敷地・・奈良市内またはその周辺の住宅地に位置する。
道路と敷地の高低差はなく、敷地は平坦で、地盤は良好である。
敷地の形状は、15m×20m=300u 北側に幅員6mの道路、両隣は隣地である。
・構造・・木造平屋建軸組構造とし半間を1mとする。
延べ床面積 90〜110u
・家族構成・・夫婦、子供1人
・所要室・・玄関、居間、夫婦寝室、子供部屋、台所、食堂、浴室、洗面、便所、その他必要と思われるもの。
・屋外施設・・カーポート、サービスヤード、テラス、門扉、塀など配置し、植樹等を配置図に図示すること。
・設備・・上下水道、電気、ガスは完備している。
図面
・内容・・配置図(1:200)、平面図、立面図4面、断面図2面(1:100)、矩計図(1:20)
・用紙・・ケント紙A3(計3枚)
・仕上げ・・鉛筆仕上げ
出来あがり具合
図面を出してきたら思い出すのだろうが、立面図のエスキスしか見つからなかったので
中身がさっぱり思い出せません。
コじゃれたウッドデッキがあります。
ちゃんと戸袋もあるし、キッチンのまどが格子窓になってます。ダサいですな〜
その当時、それがあたりまえだと思っておりました。そんなもんよね。
しかしこんなにしっかり設計条件あったとは知らなかったな〜両隣なんか気にしてなかったし。
しかしこれが1年最後の課題となりました。平屋建って最近建てるのか・・・?