ゼミ巡検
鯉の養殖場
巨椋池があった時代は巨椋池で鯉やうなぎが獲られていたが、干拓事業で池が消滅してからは養殖池でこれらが生産されるようになった。これは、池が消滅した後も、老舗の料亭から鯉やうなぎの納品依頼が来るからである。ここの養殖池では、水を地下1,000mから汲み上げている。非常にきれいな地下水で養殖された鯉は、生臭さがないので、料亭からも喜ばれている。
霞ヶ浦などから仕入れられた鯉は、ここでしばらく養殖され、生臭さを獲りながら身のしまり具合などが調整され、出荷される。
なお、養殖池の畔にあるドラム缶のような物体は酒樽である。昔、ここに清酒が詰められて出荷されていた。これあらが不要になった後は、一部がこのようにして養殖池の護岸に使われている。
左上:排水設備 右上:かつての養殖池
左:右上の写真の横に建ったスーパーの遠景
養殖業を廃業して別の事業を立ち上げる方もいる。このスーパーは駐車場も広く、客足も多いので、事業転換としては成功した部類に入るではと思う。