岡寺
参考資料:日本の歴史、明日香村観光マップ
龍蓋寺(りゅうがいじ)
龍蓋寺は、奈良県高市郡明日香村にある真言宗豊山派の寺院。一般には岡寺(おかでら)の通称で知られる。山号は東光山、本尊は如意輪観音。西国三十三箇所第七番札所。
創建時期は不明だが、天武天皇の皇子で27歳で早世した草壁皇子の住んだ岡宮の跡に義淵僧正が創建したとされる。寺の西に隣接する治田神社(はるたじんじゃ)境内からは奈良時代前期にさかのぼる古瓦が発掘されており、創建当時の龍蓋寺は現在の治田神社の位置にあったものと推定されている。
境内
仁王門(重要文化財)−慶長17年(1612)再建
本堂−文化2年(1805)建立。塑造如意輪観音坐像を安置
開山堂−寛政9年(1797)頃
楼門−慶長年間(1596〜1615)頃建立
鐘楼堂−本堂と同時期に再建
書院(重要文化財)― 寛永21年(1644)建立
石塔−昭和元年(1926)建立
三重塔−昭和61年(1986)再建
弥勒堂
るり井
龍蓋池−龍蓋寺の由来となった池、
義淵僧正の伝説が伝わる
稲荷社−建立年代不明
義淵僧正廟−延文5年(1360)建立
大師堂
納骨塔
仏足石