なら燈花会
古都奈良の文化財
自由研究のコーナー
なら燈花会は1999年にスタートした、奈良の街の活性化と観光客増をねらったイベントである。したがって、『なら燈花会』という行事が昔から奈良にあった訳ではない。ただ、燈花会の核になる行事や神事は東大寺や春日大社に伝わっている。東大寺では『東大寺万燈供養』、春日大社では『春日大社中元万燈篭』と呼ばれている。また、これらは行事として実施される日も異なる。なら燈花会はこれらの神事や仏事を有機的に結びつけ、奈良の観光の魅力をより高める為に企画された。現在はNPO法人が『なら燈花会』を運営している。
なら燈花会(ならとうかえ)は、例年8月に奈良市内(奈良公園一帯)で開催されているろうそくの祭典である。期間中は一面に並べられた約2万本のろうそくによって幻想的な雰囲気が演出され、古都・奈良における夏の風物詩として定着しつつある。燈花とは、ろうそくの芯の先に出来る花の形で、縁起がよいと伝えられている。