橿原神宮
飛鳥巡検(オープン企画)
参考資料:日本の歴史、飛鳥の観光紹介
橿原神宮(かしはらじんぐう)
 橿原神宮は、奈良県橿原市の畝傍山の麓、久米町に所在する神社である。
 記紀において初代天皇とされている神武天皇を祀るため、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの地に明治23年(1890年)に官幣大社として創建された。
 昭和15年(1940年)昭和天皇が同神社に行幸し、秋には全国各地で紀元2600年奉祝式典が挙行された。この年の参拝者は約1000万人に達したという。現在でも皇族の参拝がある。
 初詣の時期や2月11日の建国記念の日に行われる紀元祭には、特に多くの参拝客が訪れる。また、建国記念の日には右翼の街宣車が集結することでも有名である。
 橿原神宮を含む一帯は南北に長い橿原公苑として整備されており、北側が神武天皇御陵、南側が橿原神宮となっている。県道を隔てた東側には陸上競技場と野球場があり、スポーツ競技の奈良県予選決勝の舞台として頻繁に利用されている。なお、公苑に隣接する施設として奈良県立橿原考古学研究所及び付属博物館がある。また、公苑の付近は多数の陵墓が存在する。

1月1日 歳旦祭
1月3日 元始祭
2月11日 紀元祭:神武天皇の橿原宮での即位を偲ぶ祭り
2月17日 祈年祭
4月29日 奉賛祭
8月8日 献燈祭
11月23日 新嘗祭
12月23日 天長祭
12月31日 大祓式


橿原神宮御祭神
 神武天皇とその皇后を祀っている。橿原宮跡の調査考証が行われたことにより、1887年地元の民間有志によって神社創建の請願が出され、1890年に創祀された。本殿は創祀に当って京都御所の賢所を移築したもので、国の重要文化財に指定されている。