京の冬の旅〜日本史の名所を訪ねて
京都へ行くのは、寒いけど観光客の少ない冬に限る!と思っている私は、日頃の運動不足解消も兼ねて京都へ向かいました。スタートはうちから車で30分ほどのところにある京阪私市(きさいち)駅(写真左)。とんがりお屋根の可愛い駅舎。ここから枚方市を経由して京都へ向かいます。
京阪電車を七条で下車し、三十三間堂こと蓮華王院へ。【あ】様建築で有名なこの寺院は、数多くの千手観音はもちろんのこと、正月の通し矢でも有名です(写真左)。矢が描かれたお守りは、試合や受験などあらゆる勝負事に勝運をもたらしてくれるそうですよ(^^)!(写真右)。
☆空欄埋めの問題つきです(^^;)
三十三間堂から北へ向かうと、【い】を祀った豊国神社があります。伏見城から城門の1つを移したという唐門はやっぱり圧巻(写真左)。そしてここの絵馬はやっぱり・・・というか千成瓢箪でした(写真右)。
豊国神社のすぐ隣には、方広寺鐘銘事件でおなじみの方広寺があります。【う】の役(【う】冬の陣・夏の陣)の原因となった「国家安康 君臣豊楽」の文字の部分は白く囲まれています。それにしても、【え】はよくこんな大きな鐘からこの8文字を見つけ出して難癖をつけたものです。さすがに“鳴くまで待とう”の忍耐の方ですね(^^;)
方広寺の近くにこの「耳塚」があります。【い】が朝鮮半島に軍を送ったいわゆる文禄・慶長の役(【お】の倭乱)の際に、朝鮮軍民の男女の耳や鼻をそいで持ち帰り戦効の証としたのですが、その耳や鼻をここに葬り供養したという塔です。
写真左は六波羅蜜寺。ここには市聖といわれた有名な【か】上人像(口から小さな仏さんが6つ出てるのん)があります。平清盛像もあったなあ。ここでは観光ボランティアの方が詳しく説明してくださいました。写真右は京都【き】第3位の建仁寺です。
祇園のお茶屋さんの並ぶ通りを抜け(写真左)、四条、そして河原町御池へ来ると、“いちごパンツの本能寺の変”(1582年)でおなじみの本能寺があります(写真左中)。今は繁華街の中にありますが、境内は静かで、本能寺の変で討たれた【く】の墓もありました(写真右中)。その後頑張って四条大宮まで歩いて、そこから“嵐電”で嵐山へと向かいました(写真右)。
嵐山では京都【き】第1位の天竜寺へ。後醍醐天皇の菩提を弔うということで建てられたこの寺は、なんといっても庭園が有名(写真左)。【け】の作といわれるこの庭は、周りの山を借景にしてとてもきれいでした。境内では早くも梅が一輪咲いていましたよ(写真右)。
帰りの京阪の駅には、受験生に向けて駅員さんの手作りのメッセージが小さな黒板に書かれていました。なんかほのぼのした光景ですよね(^^)
解答:【あ】和(様) 【い】豊臣秀吉 【う】大坂 【え】徳川家康 
 【お】壬辰・丁酉  【か】空也 【き】五山 【く】織田信長 【け】夢窓疎石