秘境
2005年5月4日
( 隠れ滝が奥に見えますか? )
どうも最近更新するのをサボってしまう・・・・・今日は5月21日。
釣行日から17日後になってやっと更新する気になる自分に溜息しきりではあるが、
それもこれも最近と言うか今年の状況の悪さにウンザリしているが為であると言っておこう!
今年のシーズン突入以来、只の一度も満足の釣行が無いと言うのは悲しい限りである。
解禁日は別として良く釣れて2匹!たったの2匹である!
でも、私は決してめげてはいない、この状況の悪さを腕の性には絶対にせず全て水温が低いの、
減水だのと色々言い訳・・いやっ、分析しているのであるが釣果が優れないと中々更新する気には
なれないと言う事を何やら長々と書いてしまった・・・はぁ〜・・文章も何やらまとまっていなくて何を
言いたいのかも良くわからん様になってきつつあるが、気を取り直して釣行記を書こう!はぁ〜
5月のゴールデンウィークは実家に家族で帰ることにした、毎年の事ではあるが田舎の両親に
息子2人の顔を見せたいと言う事である。
しかーし!!
今年は例年とは違い私には一つの大事な目的があったのである!
田舎の実家より山に入る事30分、大台山系の秘境にてノボリを釣ってやる!!
と言う神聖な目的が・・
ノボリと言ってもダムからの戻りサツキマスではあるが、2年前までは良く釣れていたらしい。
その後どうなっているのかはわからないのだが居る事には間違いないはずで先日の熊野川遠征(5月1日)
で果たせなかった夢を必ず果たそうと計画したのであった。
朝の6時に実家を出発、現地に到着したのは午前6時半頃まずはダムのバックウォーターより攻めようと
車を走らせながら川を覗いてみて愕然! いつものお決まりの始まりではあるが今回もしかもこの川でも
水が無い!!
( 3日前に雨が降っているはずなのに・・・ )
゛ なんで? おかしいやん! ″と独り言を叫んで見ても水が増える訳もなし、空しくバックウォーターを
目指す。3日前の熊野川での釣行で降った雨はこの辺にも沢山降っているはずなのである、なんせここは
本州一雨の降る所、しかも延々と続く森林があるだけに3日位で水が引くなんて事は無いじゃない?
と思っても仕方なく、バックウォーターのポイントに到着して又々愕然!
先行者である・・・・大阪ナンバーの車が駐車ポイントに停まっており2人が準備中であるではないか・・
大失態であった、大阪のような遠いとこから来る方達は恐らく前の晩より来て夜が明けるのを待っていたに
違いなく、地元の人間が今頃来てもポイントは独占されている訳なのだ。
しかも、このダムは水辺まで降りられる所が限られており車を駐車する所も限られている為に先を越されると
断念するしかない。それにしても、いつからこのダムに遠くからたくさんのルアーマンが集まるようになったの
だろう? 私がまだまだ少年だった頃などは地元の人間でないとこんな秘境にあるダムの事など知る由も無く
他府県のナンバー等見る事も無かったし、ましてダムで釣りをしている人間など見た事も無かったのである。
それが何年前かに誰かがこの場所にブラウンを放流してからと言うもの、噂を聞きつけたルアーマンが
こぞって駆けつけてくると言う知る人ぞ知ると言う有名な場所になってしまっているのである。
勿論ルアーマンだけでは無く、FFマンや餌釣り師等もバックウォーターから上流にある渓流に増えているとは
聞いていたが、確かに他府県ナンバーの車を何台か見て現実を実感するしかなく釣り荒れが無ければ
良いのだけど・・と、願う私である。
仕方なく今回はバックウォーターを諦め、しかもこの減水なのでダムからのノボリの上がりも無いだろうと観念し
アマゴ狙いに切り替えて、バックウォーターより上流の入渓し易い所から釣り上がることにした。
たくさんの犬達( 猟犬? )に吠えられ励まされながら(?)入渓、暫く流れを注視してまず第一投!
いきなり当り!
゛ おおっ〜 ″
と、驚きながらも変な感触を感じながら巻き取るとやはりこいつでした
↓
( 外道君 )
その後めげずに釣り上がるも、暫く全然当りも気配も無し。
゛ う〜ん ″
声にならない声を上げながら、我慢の釣行が続く・・・それにしても昨年の台風の影響は凄い物であったのだろう
ところどころの崖は崩れているし、流された大木が大きな岩に何本も挟まり壮絶な台風の力と言う物をこの川でも
まざまざと見せつけられる。 しかし、水の綺麗な事!秘境ならではの水質である。
( 良さげな落とし込み、でも当りすら無く・・ )
その時である、集中力の切れかけた私の腕に伝わるビクンッと言う紛れも無い確かな当り!
小さめなサイズである為、強引に引っこ抜くと、秘境ならではのメチャクチャ綺麗な天然あまごちゃん
ではないか!!
( 苦労の末に出会えた秘境天然アマゴちゃん15cm弱 )
こうなると、テンションがあがり意気込みが復活する単純な私である。
更に気分良く釣り上がるも、又々当りの無い時間が続く・・・・時間は何時の間にか午前11時になっている
妻と息子達に『お昼に帰るよ、お昼からはどこかに遊びに行こう。』と言って
実家を出てきた私だが、この状況で帰る勇気が沸く訳は無く ゛ もうちょっとだけ、あの上の落としこみだけ "
と、いつもの様にきりの無い釣行。
そして11時半位だったと思うが、小さな流れ込みにキャストしたプレッソFミノー鮎カラーにようやく
2度目の当りが!
( やっと来ました2匹目! ここがそのポイント )水温12度でした。
しかし、サイズは先程の1匹目より更に小さくて約10cm程のチビアマゴちゃん。
しかし、これも先程のアマゴと同じで綺麗! しかも小さいだけにとてもかわいい!
そして余りに小さいので掌に載せて画像を撮ろうとして、大失態!!
画像を撮ろうとしたその瞬間に、かわいいアマゴちゃんは私の掌の上でジャンプして御帰還。
ぼ〜ぜんとする私・・・小さいのでリリースするつもりではあったが、せめて画像だけでも・・・ホームページ載せな・・
アマゴちゃんが私のそんな事情を理解できる訳も無く、何処に行ったか時既に遅しである。
ショックのあまり、もう帰ろうと思い道路への上り口を捜しながら上流に上がれど上がれど道が無し!
早く帰らないとヤバイと思いながらも、道のある所まで長い距離を移動しながらキャストキャスト、その後も
釣れるのは外道ばかり、蛇も大きい奴が2回も出てきてビックリするやら疲れるやらの散々な釣行になってしまい
ました。結局秘境での釣果はノボリどころか、アマゴ2匹(チビも入れて)と外道3匹。
必ずリベンジを誓う私でした。
ちなみに帰宅時間が午後3時になり、家族から結構キツイ視線を浴びてしまいました・・・
散々である・・・
最後に魚の写真が少ないので秘境の風景写真貼っときます。
( 藤もたくさん咲いてましたよ )