解禁到来
２００５年３月２０日




（凍ってます・・・山はまだまだ冬です。）

春の到来と共に、待ちに待った解禁の季節がとうとうやって来たのである！

本当は暦が3月になると共に、いち早く解禁される河川への釣行を実行したかった

のだが仕事で中国出張が３月初めに入ってしまい釣行を断念、泣く泣く我慢を

重ね３月２０日の天川解禁を迎える事になった。

実を言うと今まで解禁日に釣行した事は一度しか無い、場所は東吉野での釣行で

その時は午前中に一匹も釣れず、ボウズを意識してからの午後３時頃から

ポンポン釣れだして結局９匹のアマゴを釣り上げて納竿した思い出がある。

後１匹で二桁だったと言うのに、非常に悔しい思い出である。

何回も行った事のある天川だが、解禁日に行くのは今年が初めてとなった。

当初の予定では午前３時に出発し午前５時の解禁スタートから釣り出す予定だった

のだが、家庭の事情があって自宅を出たのが午前７時半。

解禁日の悪夢である、既に解禁から２時間半も過ぎている時間に自宅を出る訳だ

到着は急いでも恐らく午前９時頃、解禁よりなんと４時間が経過しているのである！

当然、焦る私の運転は無謀（凶暴？）になり国道１６９号線を疾走！速度超過を繰り返し

（奈良県警さんすいません・・・）

やっとの事現地に到着し、川合の『かどや』さんに年券を購入しようと入って見ると

餌釣り師風の二人が早朝からの釣りで一段落したのか、のんびりとうどんを啜っている

ではないか！　゛　やばい、この二人はもう既に休憩中やん！"

『かどや』のおっちゃんからの情報収集はそこそこにして早速、川迫川上流に向かう。

午前中まずは白倉谷との出会い付近より上流に釣り上がり、アマゴを何匹か釣り上げ

午後になってからは更に上流のダム上に移動してイワナを狙おうと言う真に勝手な

計画を立て、トンネル少し上流より入渓。

しかし、当然ではあるが凄い人である。

どの淵も餌釣り師がたむろしており、ルアーを投げるスペースが無い程である。

解禁日である為予想はしていたが遥かに予想を上回る人出であった。

　

（記念すべき２００５年第一号が釣れた淵）　　　　　　（相変わらずのクリアウォーターですな）

管理釣り場の時に反応の良かった淵に降り、先行者の餌釣り師にルアーを投げて良いか

伺いを立てた上、キャスト開始！２００５年シーズン第１投である！

暫く赤金シャッドSPで数投するも反応が無いので、カラーをパープル系に変えると即ヒット！

幸先良く２００５年第１号アマゴをゲット！久しぶりに見るアマゴちゃんは２０ｃｍ程の

緑一色のアマゴでした。（感動がしみわたります・・）



（記念すべき２００５年第一号ですが、背ビレが喰いちぎられてます
ニジマスにでも襲われたのかな・・・かわいそう）

久しぶりの感触を実感していると、なんと隣の餌釣り師がニジマスをヒット！

それが又大きい！糸が切れそうだと言う事で私がマイネットでキャッチ！

見てみると何と６０ｃｍ超の大物ではないか・・冬の間私のあらゆるルアーを散々無視

してきた大物である・・イクラには呆気なく無防備に釣られてました・・悲しい。

゛　イクラにはかなわんわい、イクラ丼美味いもんな〜　"

訳のわからない理由で悔しさを紛らわし、気をとり直してルアーを３ｇの金スプーンに

チェンジ、再度キャストを続けるが追いかけては来る物の中々喰いつかず・・

何投かする内に、スプーンの周りで一匹のアマゴが喰いつきはしないがスプーンに

繰り返しアタックするのが見え、強引に合わせを入れて２匹目ゲット！



（２号もパーマークが薄めです。強引な合わせで鼻の部分にフッキングでした・・）

３０分程の間に２匹ゲットと幸先良い釣果で今日は二桁いけるかもと思った矢先、急に

厳しい状況に。何度投げても何を投げても無反応・・・仕方なく場所を移動する事に。

それから１時間半程上流に釣り上がるも、当りも無く見える光景は餌釣り師の好調な

釣果のみ。どうやら話を聞いて見ると、前日の昼位からここぞと言う淵にテントを張り

場所取りをしている餌釣り師がたくさん居た様だ（実は毎年そうらしい・・）そして５時の

解禁と共に一斉に釣り始めているのだろう、淵に陣取っている餌釣り師達の釣果は

どの淵も３０匹〜４０匹程の釣果である、アマゴと管理釣り場の釣り残しニジマスがたくさん

釣られていた。゛　こりゃ〜厳しいな〜　"　と、思いつつ食い気のある残りアマゴを求め更に

上流へ上流へと釣りあがる。暫くしてどんよりした空から冷たい雨が降り出した。

雨が降り少しは状況が良くなるかな？と、思って見たが状況は余り変わらず水温は

相変わらず低いまま・・しかも寒い・・ある淵でまたまた餌釣り師に伺いを立ててからキャスト

（どの淵にも餌釣り師の先行者がおり、伺いを立てないとキャストできない状況・・）

暫くして、久しぶりにヒット！



気が付けば午後１時ごろになっており、昼食の為一旦車に戻り休憩。

ダム上も気になったのだが、下流も気になった為少しの時間下流方面の里川に移動

役所から少し下流までの状況を視察、ルアーマンが川より上がってきたので状況を

聞いて見ると１時間前位から反応が無くなって、追いかけても来ないと言う事であった。

やはり彼も、餌釣り師達に根こそぎ上げられている為渋いと言う分析であった。

（餌釣り師達恐るべし・・・）

上流に戻り、ダム上に行く前に先程の続きの淵にて再度キャストする事にした。

そして、底岩の側に沈めて巻かれて来るスプーンに猛然とアタックしてきたのは、今度こそ

パーマークの美しい見事なアマゴちゃんだった！



（とうとう出ました！綺麗なパーマークです！）

その後、ある餌釣り師のおっちゃんから聞いたのだがダムの上は秋の台風で悲惨な状況

になっているらしい。ダムの上のかなり上流までの間が、土砂が流れ込み淵が殆ど

埋まっていると言う、『ダムの上は今年はあかんな〜』と寂しそうにおっちゃんは呟いていた。

確かにショックである・・ダムの上の方が私も好きで、バックウォーター等は川幅も有り

景色も綺麗だし、更に上流には良い感じの淵がたくさんあったのだが・・・

話を聞いてダムの上流に行くのは諦め、移動をせずにキャストを続ける事にした。

夕方になり、雨はふったり止んだりで寒く数投して帰ろうと思った矢先である

先日近所の釣具屋で購入した、DAIWAの復刻版（？）とか言うS.CシャッドSPに大きな当りが

ニジマスである！　当たった瞬間にわかる重圧感、今までの４匹とは比べ物にならない

強い引きで一瞬驚いたが、慎重にやり取りしてランディング上げて見ると意外と小さくて

３５ｃｍ〜３７ｃｍと言ったところ。今までアマゴを相手にしていたから大きく感じたのか・・・



（良く肥えてます）

結局、解禁日であったのにも関わらず釣果はアマゴ４匹とニジマス１匹。

楽しかったのだが、少々不満である。　゛　アマゴを二桁釣りたいよ〜　"

まぁ、何といってもこれからがシーズン本番である。楽しい限りです！

帰りに天川温泉で、冷えた体を暖めてから帰ることにしました。

あの温泉は本当に気持ち良いです！！