ほっそり美人
2004年11月23日
シーズンオフに入り、ターゲットをニジマスに変えて年末までの間に2回ほど
天川管理釣り場に釣行した。
最初は11月23日、例のごとく早いとは言えない朝9時に管理組合に到着、すでに私で14番目!
8時から受付開始と言うのに1時間で既に13人もの先行者が竿を振っているのかと思うと
少しブルーに・・『お前が悪いんやろ・・朝はよう起きなさい・・』とブツブツ言いながら
住所及び名前を台帳にサインしていると、漁業組合のお兄さんの口から悪魔の調べ・・・
『先日の台風で道が流されたんですよ〜トンネルから上は通行止めで行けないんです。』
『・・・・・・・えっ?』意味がつかめない私。
『危険で仕方無いので、トンネルより上は今は釣り禁止なんです。代わって、
いつもより下流から釣れる様にしました、この前からOKですよ!』
最悪である!管理組合の上からトンネルまでの間と言えば、御手洗渓谷を見に来る
ハイカー達がウジャウジャと川の上の道路に居て、しゃべるわ叫ぶわ騒がしく
魚に変な警戒心を持たせている事間違い無く、状況が良い訳が無い!!
仕方無く、少し甘え声で
『いやいや・・トンネルより上はあかんゆ〜ても、ちょっと位いいんでしょ?』
『駄目です』
最悪である・・・・・・
とりあえず気を取り直して、管理組合より少しだけ車で移動し適当なところから流れに降りる
たくさんの釣行者である、しかもフライマンばかりでルアーを持っていると
目立つ感じがする位である。
まずは、銀/黒ミノーをキャストしてみるが反応が無い
そこでルアーを赤/金ミノーにチェンジして再度キャスト。すると!いきなり ゛ ゴン ″
と言う当り 『 うぉっ!!!』 っと、ばれない様にテンションだけに注意して引き寄せる
とニジマスである。しかもまぁまぁなサイズである、中々楽しいファイトが終わり
釣り上げて見ると40数センチはある立派なニジマスだった。(うれちぃ・・・)
(40cm以上はリリースなのである、おいしそうだが・・・)
興奮冷めやらぬ私は、ポイントを少し移動し良さげなポイントにキャスト。
すると、またもやいきなり
゛ ゴン ″という感触!!
着水と殆ど同時である!!
しかし、流れから少し高くて離れた所にいたので、どうやって近寄ろうかと思案しているところに
私の横を通り抜けようと、フライマン4〜5人さんの団体(しかも女性2人付き、羨ましい・・)が、
タイミング良く現れたのだ。
気分の良いものである ゛ここでカッコよく釣り上げてやろう″と言う邪心に囚われた私は
流れと私を隔てる段差を一気に克服しようと、思い切ってジャンプ!!
着地と同時にテンションを戻すと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・重みが無い・・・・・
結局、フライマンの集団にバラスのを見られただけであった。
その後、別のポイントにてキャストをしているとたくさんのフライマンが話しかけてくる
『どうですか?フライはサッパリですよ、底にはりついてますね〜』
大体皆こうである。私は一つだけ釣れたというと、皆今日はやっぱりルアーの方が
良いのかな〜?とか言いながら上流に上がっていく、実際そうなんだろうか?
一匹だけだから駄目だと思っていたけど実は釣れてる方なのか?
皆苦戦中なのか?
(水量は悪く無いのだが、水温が低いのか?)
そこに、下流から上がってきた先ほどの女性同伴フライマンの団体が私の
ポイント近くに又現れた。
一人の女性(ほっそり美人)が私に明るく尋ねてくる
『どうですか?』私は一つだけ釣れた事を
少しだけではあるが自慢げに話すと ( どう考えても自慢にはならんのだが )
そのほっそり美人は、まだウグイが一匹しか釣れてないらしくて『ルアーでもしようかな〜』と
笑顔で言いながら、みんなと上流に上がって行ったのであった。
゛ルアーならいつでも教えてあげるよ ″
と言いたいながらも、言えずに我慢して糸のクラッシュを直している私である。
後で気付いたのだが、インターネットの渓流釣りのホームページを色々見ていて
この団体が誰であったかが判ってしまったのだ!
三重県の宮川を中心にフライでの釣行をされ、ホームページも作られている
nishide1号さんと、その奥さんのnishide2号さん達だったのである。
驚いたというか、nishide1号さん2号さんの事は別の方が作られたホームページ
で見かけた事はあったのだが、nishide1号さんが作られているホームページを
つい最近初めて見て、この日の団体さんがnishide1号さん達である事に気付いたのだ。
話しかけてきた女性がnishide2号さんで奥さんであり、かなりの腕利きフライ釣り師
であるらしい・・・恐れ多い事をしてしまった・・・
なんて事には、その時気付く訳もなく
その後もその日はニジマスが2匹釣れただけ。
不満足の一日でした。