「贈り物」


昨日は私の誕生日でした。
みんなは、私にいろんな物をくれました。
お菓子だったり、図書券だったり、切り花だったり、ぬいぐるみだったり、
いろんな物をくれました。
でも、私は、それらがあまり好きではないのです…。
お菓子は、食べてしまえばなくなるし、
図書券は使えばそれまでだし、
お花は切り花だから、最初は綺麗でも、すぐに枯れてしまうし、
ぬいぐるみはだんだん汚れていくもの。
もらった当時こそきれいで可愛い物も、時が経てば汚れてなくなってしまうのよ。
そして、いつか忘れてしまう。
私は、そんな贈り物が
あまり好きにはなれなかった…。
そう思いながら、みんなにプレゼントをもらっていた、昨日、
飛影くんが ひとつの小さな小さな紙の包みをくれました。
手の中にしっかり握りしめられるくらい、小さな贈り物…。
それを、飛影くんは、私の手のうえにポトンと乗せました。
周りの子がいいました。
「なーに、飛影、そんなちっちゃなプレゼントしかあげられないの?」
「いや、いいの。嬉しいから。ありがとう飛影くん」
「……」
飛影くんは黙っていた。
家に帰ってから、私はみんなにもらったプレゼントをひとつひとつ開けていきました。
丁寧にラッピングされたお菓子箱、可愛いキーホルダーのぬいぐるみ、筆記用具、
どれもこれも素晴らしいと思うけれど、あまり気に入らなかった…。
贅沢だとも失礼だとも思うけど、素晴らしいのは今だけだものと思うと…。好きになれない。
そんな風にしか、贈り物を見られない自分も、あまり好きではありません…。
そして、なんとなく最後にまわした、飛影くんの小さな小さな包みを開けてみることにしました。
指で弾くだけで開きそうな粗末なラッピングを、
私はみんなに貰った物と同じように
丁寧に開けていきました…。
「?」
しわしわになった、四角い紙の真ん中に、コロンと二つ
黒い丸のかたまりがありました。
よく見たら、しわしわの正方形の紙の裏側には、ピンクの花の写真と、お花の名前と、栽培方法がかいてありました。
「桃色タンポポの種」
鉢植えに適するそうです。
春に桃色のお花が咲くそうです。
それからずっと、お水をやれば、毎年桃色のお花が咲くのでしょう。
私の庭で。
冬を越して…。
私はそれを、手でぎゅっと包みました。
壊れ物に触るように、
卵を温めるように。
「大事にしろ。」
飛影くんの声が聞こえてくるようでした。





Fin


こんで終わりです。すごい短いしわけわからん話っすけど(滝汗)、ちょっと書いてみたくなりまして;;
ほんとーにわけわからん話ですよね…。設定もなけりゃ趣旨もわからん;;
こんな厚かましい女の子滅多にいないだろ…;;なんでそんなにプレゼントもらうんだ!?モテモテのお嬢様か!?
けどうちは確かに(もらえるもんは大抵もらえたら嬉しいけど)切り花よりは種もらう方が好きかも♪
切り花は水かえんの大変やからねぇ。
てか、今年の誕生日にある友人から桃色タンポポの種(?)貰いまして、「うあ粋なことするな」と思って、それを元にこの話書いたのですよ…。そろそろ種まく季節ですしね☆
飛影が誰かにプレゼントするとしたら、なんか粋な物くれると思いません?(^^)てかお菓子ちょーだい(何;;)
こんな恋愛もんかどーかもわからん駄文ですが、なんでもいいので(何が;;)感想お待ちしております☆

2003年10月7日 黒タカ

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