飛影はジャンケンを知っていたのだろうか?&
飛影は物知りなのか?無知なのか?について


★飛影はジャンケンを知っていたのだろうか?

「ジャンケン?なんだそれは」
幽白好きっつうか、飛影好きの中ではよく知られ親しまれているこのセリフ(笑)
飛影の”迷”台詞としても代表的なものですよね。ちなみに出典は10巻。
このセリフが有名になった所以(ゆえん)には、このセリフがあまりにも飛影の性格をよく表しているし可愛らしいvvというのと、
「えぇ!?飛影ってジャンケン知らないの?この話の前に飛影はジャンケンを知ってるようなセリフを言ってたじゃない!」
と、沢山の方が思われたからでしょう。
そう、飛影はジャンケンを知っていた……様に思われるようなことを「ジャンケン?なんだそれは」と言う前に吐いています。ご存じと思いますけど、それは7巻・飛影VS是流の直前のところ
「ふざけた奴等のことだ 順番もジャンケンで決めたんだろうぜ」ということからうかがえるのですよね。
順番もジャンケンで決めた…とこの時確かに言っている、のにその後で「ジャンケン?なんだそれは」と蔵馬に質問する飛影…。
冨樫先生のミスじゃないの?と思うかも知れませんが、
一応ちゃんとした説明はできるのですよコレは。飛影の言動には多数変なところがありますけどこれは解説できるのよさ(謎)
その説明のカギとなる事柄が、飛影が「順番もジャンケンで…」と言うよりさらに前 6巻・ホテルにて、鈴駒と是流が浦飯Tの部屋に来た場面にあります。
それは、鈴駒が、チームは仲間が死んだ場合ひとりだけ補充できるんだよみたいなことを桑原達に説明してるとこで、それに付け加えて
オイラ達はジャンケンで補欠を決めちゃったけどね どーせみんな強いから」
とかいう重要なセンテンスを……(笑)言ってます。
(どうでもいいけど、この時鈴駒や是流がこの部屋にどーやって入ったかとか鈴駒がどーやってコーヒーを取っていったのかとかは連載がとっくに終わった今でもに謎のままである(爆)。六遊怪で酎に殺されちった武魔陣と牙王に何かしら能力があって彼らが協力したとか…是流や鈴駒に原作中では見せてない他の能力があったとか…、仮説を立てることは出来ますけどね;;うーん謎多き幽白わーるど。)
で、えーと、そんで鈴駒がそんな言葉を言ってまして、それを鈴駒が言っていた場にも勿論飛影はいたわけで、
「ジャンケン?…よくわからんが、何かを決める時にクジのようにランダムに決まるようにする決め方だろう」
とでも考えたのではないでしょうか?
つまり、この時点では、飛影は「ジャンケン」というものがあることは知っていて、でもその決め方っつかやり方は知らなかった、という状態だということになります。
そして、ジャンケンが一体何なのか知らないままで、「順番もジャンケンで…」ということを言い、そしてVS死々若丸という時に、自分もジャンケンをすることになって、「ジャンケン?なんだそれは」と初めて人に聞いたのではないでしょうか。
……納得できますか?(^^;)
というか、この説、ほとんどあの有名な「幽遊白書の秘密」という本の内容を参考にしています;;いや、うちもこの本を読む前にこのこと(ジャンケンというのがあるのは知ってたけど、やり方は知らなかったということ)は考えていて、むしろ10巻で「ジャンケン?なんだそれは」って飛影が言ったことにおかしいとも思わなかったぐらいで…;;(本当ですよ;;)
でもこの本を読んだら「あぁ成程な」と思い、「ジャンケン?なんだそれは」というセリフの印象が強くなりました。でも不思議だなーと思う方は沢山いらっしゃって…。
黒考察にはもってこいのネタでしたが、今まで書かなかったのはそういう訳だったのですよ;;
「幽遊白書の秘密」シリーズとはできるだけ被らないようにやってるつもりでしたので。
でも結構内容被ってると思うな…;;できるだけ自分の言葉で書いたつもりなので…;;出来れば悪しからず(なんじゃそりゃ)。

しかし、飛影が「貴様今のは遅出しだぞ」と言ったり、数十回もあいこが続いたり(三人で数十回も普通続くものだろうか?)、「初心者はグーしか出せねーんだ」と聞いて飛影が素直にグーを出している風に見えたり、この辺は実は結構ミステリーゾーンなのですよ…(笑)。
 

★飛影は物知りなのか?無知なのか?

飛影と言えば、何故か人間界のものにはやたら疎いというイメージがありますよね(爆)。
何故皆さんがそんなイメージを持たれたかといったら、いちばんに思い出すのはあの「ジャンケン?なんだそれは」というセリフでしょう(^^)
それで「これがグーこれがパーこれがこれがチョキパーがグーより強くて」と、蔵馬に懇切丁寧に説明されてます。
ジャンケンと言ったら全国共通(…だと思うんですけど;;だって大抵の漫画で使われてるしさぁ;;辞書にも載ってるしさぁ)の遊びなのに、人間界に2年もいて、しかも公園の木の上で寝泊まりなんかしてるのに、本当に誰かがジャンケンをやってる所を見たことがなかったなんてまぁレアな人(笑)。
ただ単に人間界の事柄に興味がないのかも知れませんが…。
元々、人間界に大分馴染んでる蔵馬と違って、飛影はあんまし人間と密接な関わりはないと思われていたからそれほど意外じゃなかったかも知れませんが、「ジャンケンを知らなかった」ということが発覚して、もーっと「飛影は大分人間界のこと知らないな」っていうイメージが湧いたのではないかと思います。
それどころか、飛影の育ちを見ていると、なんだか戦い方しか知らなくて無教育で無知な悲しい人(妖怪)…とかいうようなかっこいいのか悪いのかようわからん(爆)奴のようにも見えてきてしまいます;;漢字だって読めないんじゃない?とか思うような…。
しかぁっし それは大きな間違いなのさっ♪♪(誰やねん;;)
実は飛影は、普通我々が知らんようなことまで知ってる凄い奴だったのですよ。
というか、まず飛影、漢字読めてるしさぁ。幽白て何かと漢字多いし流石にそれぐらいはクリアしているようで。
余談にしかならないけど、幽遊白書がアニメでバリバリ現役でやってた時、うちが幽白をあまり見なかった理由が「かんじばっかりでわからんから」だったのですよ(当時黒タカようちえんじ)。
VS裏御伽チームの時のサイコロの文字も読めてたのだし。「怨爺」なんていう難しい漢字まで。フリガナもないのに(汗)。
そんでもって、それよりもう一段凄いと思ったのが、コミックス19巻「酒のさかなにしていたのさ」という台詞。スペシャルデイのあれね。
飛影…、”酒のさかな”なんて言葉知ってたのかと。誰に教えて貰ったのよさ;;盗賊の皆さんか??まさか飛影酒飲んでたりしてたんじゃないだろうな…(可能性は否定できないんだけどね こっから別に飛影が酒飲むって推測も出来るわけで。今はテーマが違うので放っておきますが)。
酒のさかなはうちが読んだ当時知らなかったから驚いただけなんですけど…。
「さかな」→【肴】 酒を飲む時に添えて食べる物。転じて、酒の興を添える為の歌・踊り・話題など。▽「さか」は酒、「な」はおかず。(岩波国語辞典第二版より)
…こんな難しいこと子供は知らんくていいやろ;;(笑)
そして、飛影が凄い人がという証拠の極めつけは17巻・神谷の台詞より。
大事な筋肉や臓器を避けて「切った」というより「すきまを通した」という感じだった』
これは、話の流れからしても、勿論飛影がそういう風になるように狙って切ったんでしょ。
「この傷を見たとき直感したんだ」って神谷が言ってるし…。
大事な筋肉や臓器を避けて……なんて、無知な奴どころか普通の知識ででもできるかよ?(笑)(てか人体の胸の部分なんかに刃物を貫通させること自体普通の人にゃ無理だもんな…。)
しかも、妖怪じゃなくて人間の体だよ。(妖怪の中に人間と同じつくりの奴がいたのかも知れないけど)
何しろドクター神谷が「思わず見とれた」ってお墨付きだからな(謎)。
大事な臓器や筋肉の位置をちゃんと理解して、しかもそのすきまを狙って剣を刺せるなんて、どれだけ勉強したのよ飛影は……;;
まさか、実際に人間を切りまくりながら場所を覚えたんじゃないだろうな…(爆)
ジャンケンは知らなくても遅出しは知ってたしな(爆)
トランプも知ってたみたいだしな(蔵馬と桑原に教えて貰ったのかもしれないけど)。
「ハッピーバースディ.」なんて言葉まで知ってたしな(汗;;)。
まぁ少なくとも無知・無教育ではないことは確かでしょう。
でも、なんだか微妙なところだけ知識があるような…。なんか、物知りか疎いのか、よくわからん奴なのよ、飛影は…;;


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