京都自由大学 入学  :2005.3.7
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京都自由大学が3月5日に誕生した。(詳細はhttp://www.k2.dion.ne.jp/~ockfu/index.html

金曜と土曜の夜7時から9時まで、京都三条ラジオカフェで講座が開かれ、48名の講師の
方が順番に講義をすることになっている。ただし、講演は約30分で、残りは受講生とのディス
カッションらしい。定員は30名。費用は1回あたり、1000円。
この情報と講義のテーマ一覧を見て、土曜日の受講の申し込みを先日メールで送付した。
数日前に受講生に登録されたというメールが届き、一応、入学となった。そして、3/5(土)に
行われた開校記念のシンポジウム・パーティーに出席した。

【開校記念シンポジウム】
[日時] 3月5日(土) 13:30〜15:30 
               (引き続き 開校記念パーティー 〜17:00)
[場所] ひと・まち交流館京都 第5会議室
[内容](1)挨拶:益川敏英 自由大学学長(京都産業大学)
      ・何度かやっていくうちに’文化’が形成されてくることを期待する。
     (2)挨拶:神谷雅子 自由大学副学長(京都シネマ代表)
      ・オープンで対等に学びあえる文化スペースとしたい。
     (3)講演:池内了 (名古屋大学)
      ・このような試みはスウェーデン・イギリスで行われていて、科学分野が中心。
      ・日本では、週刊誌等で科学に関する記事が非常に少ない。
      ・講演にどういう話を期待するかというアンケートがあったので紹介する。
        @トピックスにリスクがあること。(核問題、地震災害・・)
        A現在進行形のニュース性のあるもの(生体認証;指紋、虹彩)
        B倫理性のあるもの(医療、禁煙・・)
        C個人と社会を関連付けるもの(電波障害)
        D思いがけない発見
      ・講演を聴き議論して学ぶことにより、得した気分になり、精神的に太ることができる。
    (4)講演:大川真朗 (弁護士)
      ・豊島廃棄物不法投棄事件でやってきたことを紹介
      ・最後はマスコミを頼らずに、豊島の住民が小豆島全戸訪問したり、県内100箇所集会を
       開いたりして自分たちの言葉で訴えた。
      ・住民の成長により、役所と住民の対話の場所を作り、対等な議論ができた。
      ・情報開示は住民にとっての非常に大きい力になる。
    (5)講演:安斎育朗 (立命館平和ミュージアム館長)
      ・治安維持法に反対して1929年3月5日に殺された山本宣治(通称:山宣)を紹介
      ・彼の有名な言葉に 「山宣ひとり孤塁を守る だが私は淋(さび)しくない 背後には
       大衆が支持してゐるから」というものがある。
      ・しかし、一人では孤塁を護れない。大衆的基盤が必要。
      ・主体性を持つことが重要。常に自分に何ができるかを考えなくてはいけない。