京都自由大学講義 (4月16日) :2005.4.28
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【日時】 2005年4月16日(土)19:00〜21:00
【場所】 京都三条ラジオカフェ
【講師】 龍谷大学 夏目啓二氏
【テーマ】 企業と社会
ライブドアとフジテレビのニッポン放送買収をめぐる騒動をテーマとして、企業は誰のものか
という点について、いくつかの論点を示した。
最後は、企業を社会のものと考えていくことの重要性、といったところに話をもっていこうと
していたように感じた。しかし、全体的に解説に留まり、何を否定し、どうすべきと考えるか
という意見は聞くことができなかった。
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■企業は株主のもの?
・企業は株主のものという考えは、商法・会社法の立場からは正しい。
・日本の株式会社は、株式の相互持合いをしていて、実質的オーナーがいない状態だった。
バブル崩壊後は相互持合いがかなり解消された。例えばソニー株の約4割が外国投資家が
所有。
・株主重視の考え方には、いくつかの危険がある。例えば、株価至上主義になって、生み出す
商品より生み出す可能性を重視しすぎてしまうことや、マネーゲームに結びつきやすいこと、
株価を上げるための不正会計に繋がりやすいことなどが挙げられる。
■企業は誰のもの?
・企業は社会のものと考えるべき。
・企業にとっての社会とは、株主、消費者、従業員、供給業者、地域社会・・