日曜参観 :2003.10.26

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 僕が卒業した耳成南小学校は、僕が小学5年生の時(1973年)に出来た学校で、
僕が通っていた頃は新築ほやほやだった。今、長女がその学校の2年生で、今日、
日曜参観日だったので、実に久しぶりに校舎の中に入った。
中に入ってみて、あまりに古びてしまった様子に驚いた。天井に染みのある箇所、廊
下の床が剥がれてセメントが見えている箇所、黒くなった壁、・・・。 来年の夏休みに
補修をするとは聞いていたが、もっと、頻繁に手入れをすべきではないだろうか。これ
では、校舎を綺麗にしようとか、丁寧に扱おうというような意識が生まれてこないと思う。
新しい公共の建物を建てる以前に、既存の建物をいかにうまく長く利用するかを考えて
いく必要があることを感じた。

 さて、参観の時の授業は図工だった。2年は全クラス図工だったらしい。昔の参観は、
時間割に合わせて行なっていたのではないかと思う。今はサービスのつもりかどうか
わからないが、参観用の授業を学校で相談して決めているようだ。今日の図工では、
先生の模範を見た後で、生徒がやるという方法を取っていて、図工が苦手な生徒でも
ある程度のものができるように進めている。僕は図工が極端に苦手だったので、先生の
模範を真似する方法だったら少し楽だっただろうと思う。
ただ、この方法は自由を奪っているようにも思える。廊下と教室に少し前に描いた「芋掘り」
の絵が掲示されていたが、絵の構図が全員全く同じで、構図を先生が決めて描かせたよ
うだ。こんなに同じ構図の絵が並ぶと気味が悪い。そこまでいくと、いくらなんでもやりすぎ
だろう。