選挙事務所に行ってみました :2003.11.4
昨日、マニフェストをもらいに、自民党、民主党、社民党の3箇所の選挙事務所に
寄ってみました。
最初は、社民党の候補者の選挙事務所に行きました。事務所は、元々居酒屋だっ
たらしいところでした。入り口を入ると、30代くらいの男性が2人いて、僕が何か言
う前に「マニフェストですか?」と聞かれました。どうやら、知り合いでもなくやって来
る人は、たいていマニフェストをもらいに来ているようです。そして、差し出されたマニ
フェストをもらってそのまま、帰りました。
次に、民主党の事務所に行きました。奈良県では4区以外の民主党候補者は、以前
から準備していましたが、4区は前田武志氏の利己主義のために、候補者擁立が遅
れました。その4区の候補者の事務所に電話して場所を確認すると、「土日は、ビル
のセキュリティの関係でロックされていますので、事務所前から電話してもらえれば開
けに行きます。」と言われました。
これは珍しい。ロックされて入れない選挙事務所は聞いたことがないので、行ってみる
ことにしました。やはり入ろうとするとビルの自動ドアが開きません。僕は携帯電話を
持っていないので、少し離れた電話ボックスで電話して、自動ドアのところまでマニフェ
ストを持って来てもらいました。持って来てくれたのは、女性でした。(なんとなく候補者
の写真に似ていたので親戚かもしれません。) 二言三言だけ話をして、マニフェストを
受け取って帰りました。
上の二つの選挙事務所では、名前を書くことはありませんでした。このあたりが、野党
の良心的なところと言うべきか、弱いところと言うべきか。支持を何とか拡げようという熱
心さが感じられません。もちろん、書きたくない人に無理に書かせるのは論外ですが、
事務所に来る人は、候補者に関心を持っている場合がほとんどです。やはり、今後を考
えて支持を拡げる姿勢を見せ、参加を呼びかけるようでないといけないと感じました。
最後に、自民党の事務所に行きました。行けば、名前を書かないといけない(断る度胸
がない)ことがわかっていましたので、少し抵抗がありましたが、入ってみました。中に
入ると、受付の女性が2人いて、僕を見ると立ち上がったので、すぐにマニフェストを欲し
いと伝えました。一人の女性がマニフェストを候補者の封筒に入れてくれた後、書いて
もらえますかと紙と鉛筆を目の前に置きました。やっぱりと思いつつ、名前を書いて帰り
ました。そして予想通り、今日、その候補者の事務所から電話がありました。
すでに気づいていると思いますが、僕は自民党が好きではありません。しかし、選挙に
関して、自民党に学ぶ点はあると考えています。例えば、昔、社会党の候補者に聞くと
(市会議員ですが)、選挙運動は、全部組合がやってくれるから、何もしなくて良いとい
うようなことを言っていました。支持を拡げる努力を全くしなくても、組合を中心とした票で
足りていたようです。自民党はその点貪欲に支持を拡げようとします。これに対抗するに
は、地道な努力が必要です。理想を訴える人は、理想を伝えれば投票してもらえると信じ
ています。もちろん間違いではありませんが、自分たちの活動に参加してもらうための依
頼をあまりしません。常に拡げる努力をすること、これは政治活動で非常に重要なことだと
感じています。