自衛隊イラク派遣反対集会 :2004.2.1
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1月20日頃、新聞の奈良版に、「イラク問題・イラク派兵を斬る」と題した講演会と
イラク派兵反対のデモ行進が25日(日)に行なわれるとの小さい記事が載っていました。
主催者として、県会議員の名前が示されていましたので、インターネットで確認すると、
社民党の県会議員であることがわかりました。社民党だけなのか、その他に広がりを
持った集まりなのかはわかりませんでしたが妻と一緒に参加しました。


《場所》 斑鳩町中央公民館
《日時》 1月25日(日)13:30〜15:00(講演会)、講演会後、デモ行進15分ほど
《参加者数》 40名〜50名(講演会)、デモは30名程

●講演会は、吉田智弥氏が話をされました。吉田氏がどういう人か全く知りませんが
  違和感なく聞くことができました。「普通の市民感覚で、疑いを持つことから」として
  何が報道されていないか、に着目する必要性を話されていました。
  早口でしたがいろいろな事例を挙げて説明をされ、退屈することなく1時間半が過ぎたので
  講演としては良かったと思います。

●デモ行進は、中央公民館から、法隆寺までを歩きました。スピーカのついた車(社民党の車)を
  先頭に、10個くらいのプラカードとともに30名くらいで行いました。デモ行進というのは全く
  初めてのことでしたので、少し面白く感じました。

●講演会もデモ行進も僕個人としては面白かったのですが、抵抗を感じた点もありました。
 以下に何点か書きます。
 ・車で会場まで行くと、会館の入り口付近に、「(民主党)中村てつじ衆議院議員 国政報告会」と
  書いた小さい看板があり、同じ時間に2つの会合が重なっていました。つまりは、参加しようと
  している集まりは、社民党以外に広がりを持っていないことがはっきりしました。ただでさえ
  反対の声は小さくなっているのですから、同じく反対の姿勢を取っている他党とこの問題では
  協調していかないとどうしようもないと思います。
 ・上の事と共通しますが、主催側に、社民党の集会との意識がありました。例えば、最初に
  あいさつに立った県議がイラク問題と関係ない県議会報告を10分ほどしたり、デモでの
  言葉の中に、「年金減らすな」「消費税上げるな」が時々混じっていたりしていて、社民党と
  直接関係無い僕と妻は首をかしげていました。
 ・参加者を見て感じるのは、若い人が皆無であることです。前国会議員の植田氏を除けば
  僕たちが一番若かったのだろうと思います。講演会とデモ行進というスタイルで人を集めることは
  無理なのでしょうか? 

  先に社民党の批判をしましたが、奈良県に社民党の国会議員はいませんし、県会議員も
  1人だけになっています。市民が参加できる場を設けたということはとりあえず評価すべきかも
  しれません。 民主党に奈良県でこの問題で市民と何らかの行動を起こそうという動きが
  あるようには今のところ感じられません。
  反対の意思をどう伝え、広げることができるのか、人を集めたから良いわけではありませんが
  ばらばらでは何も始まらないように思えます。また、政党中心の動きでは広がらないような気も
  しています。今後、このような機会に参加しながら考えていきたいと思います。
  (興味ある方は、次の何らかの機会に一緒に参加してみませんか。連絡してもらえれば
   情報が入り次第、ご案内します。)