安田純平さんイラク報告会 :2004.6.7
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4月に3人の日本人がイラクで人質となった後で、さらに2人の日本人が
拘束された。そのうちの一人のフリージャーナリストが今回講演した安田
純平氏である。さすがに知名度が上がったようで、300人収容の会場は、
講演会が始まる10分前に満席となった。
(私は満席を予想していたので、開場前に会場に到着していて余裕で座れました。)
(日時)6月5日(土)14時〜16時40分
(場所)ひと・まち交流館京都 2F大会議室
(主催)ピースウォーク京都
(参加者) 300人+α
拘束に至った経緯やそこで体験したことを中心に話された。
・安田氏を拘束したのは、地域の農民。地域に入り込む不審者を取り締まる
自警団のようなもの。
・高遠さんらを人質に取った武装グループとは性質が異なり、きちんと区別する
必要がある。
・民間人を狙う犯罪者と、米英軍を攻撃する人たちを共にテロリストと呼んでしまって
いるが、実際はかなり異なるグループである。情報を受け取る側で、言葉の意味を
よく考える必要がある。複雑なものを単純化させるのは間違っている。
・連れていかれた場所で子供の声がしていたので、殺されることはなさそうだと
安心した。
・銃を持っていたら殺されていたかもしれない。
・1980年代イラクに日本企業が進出していたので、日本人と働いたことのある
イラク人はかなり多く、良い印象を持っている。また、日本に対する関心も強く
トヨタ等の日本のブランドも有名。
・現在のイスラムには、韓国がビジネスとして入っている。例:三星、LG
現場を見ているというのは、非常に強い。安田氏はアラビア語はできないが
かなり英語でイラク人とコミュニケーションが取れたようだ。