WBC日本優勝 :2009.3.27
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24日、日本が韓国を延長10回5対3で破り、WBC2連覇を果たした。
前回は2次リーグで敗退と思われたところで、アメリカが敗れたために
決勝トーナメントに進出できたという幸運に恵まれた結果だった。
今回は不思議な感じのするシステムだったが、自力で切り開くしかないと
いう意味では良いシステムだった。
準決勝は、稲葉と小笠原が非常に重要な役割を果たした。1点負けていた
2回に先頭の稲葉が四球で出て、小笠原とのヒットエンドランが決まって
一三塁のチャンスを作り、同点に追いついた。
再度1点負けていた4回も、稲葉、小笠原の連続ヒットでノーアウトでの
チャンスを作って、大量得点につなげた。
8回に馬原がつかまり、2点差に追い上げられ、なお1アウト3塁のピンチで
後続を断った場面も大きかった。大きなピンチだったが、さすがに落ち着いた
様子でしっかりと投げていた。馬原投手は以前東京ドームの日米野球で
見たことがあり、速球で抑えていてすごいと思ったことがある。実際に
見たことがある人が出ているとなぜかうれしい。
(23日は誕生日ということで、メモリアル休暇というのを取ってTV観戦しました)
決勝はまず5回の守りでしょう。岩隈が同点ホームランを打たれた直後に
レフト線にヒットを打たれたが、内川がスライディングしてショートバウンドで
捕球し2塁で刺した。レフトの守備としてあれが良いのかどうかは疑問があるが
結果的に大きなプレーになった。
次は8回の守り。岩隈の球が高く浮き、1点差に追い上げられて1塁にランナー
を残して杉内に交代。いい当たりがレフト正面に飛んでチェンジとなった。これが
ヒットになっていたら危なかった。
打つ方はチャンスが多かったのに点が取れなさ過ぎた。このために延長まで
もつれてしまった。
今回のWBCを見ると、日本のピッチャーはコントロールが良く、大事な試合では
スピードよりコントロールだと思った。
打者では稲葉が良かった。見ていた場面ではいつも打っていたような印象が
ある。青木、小笠原、中島、内川はうまいバッティングをしていた。ただ、ホーム
ランを打ちそうな打者はほとんどなかった。
終わってみると、韓国以外のチームは粗くてミスが多く弱かった。日韓は
どちらが優勝してもおかしくなかったが、最後は少し日本に余力があった
ようだ。
それにしても韓国は強くなった。韓国プロ野球ができた当初(1982年?)は、
日本でピークをすぎた選手が韓国に渡り、20勝したりしていた。20年経てば
変わるものだ。