上智・早稲田の学園祭(東京旅行2) :2006.11.8
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東京での行き先の2つ目に、大学の学園祭を選んだ。調べると11月3日は上智
大学の学園祭(ソフィア祭)の最終日、4日は早稲田大学の学園祭(早稲田祭)の
初日だとわかった。3日の上智は家族全員で、4日は妻が別の大学にスクーリングに
行ったので子どもと私とで行った。両日とも3時間ほど滞在した。

[上智大学 ソフィア祭]
上智大学は四ツ谷の駅前にある。北門から大学構内に入り少し歩くと、模擬店が
たくさん並んでいた。ここがメインストリートだったらしい。どこに何があるかさっぱり
わからないで歩いていると、やきそば・たこやき・チュロスなどの販売の勧誘に次々
につかまった。まだ10時半くらいだったので全部断って、とりあえず近くの建物(8号
館)のそばで行き先を相談した。そこでもイベントのチラシをいくつか渡された。参加
している学生は皆熱心だなと感心した。
受け取ったチラシのひとつに、室内楽があった。静かそうなので行くことに決めて8号
館に入った。入るとすぐ、「ぬりえ」の部屋があった。子どもも一緒だったので、休憩を
兼ねて入ってみた。なぜか、結構流行っていて、すでに何組かテーブルのまわりにい
た。私は「ぬりえ」は子どもがするものだと思っていたが、その部屋でぬりえをしている
人のほとんどは大学生以上の大人だった。私の妻も子どもと一緒にぬりえをした。不
思議な場所に入り込んだような気がした。
次にチラシを見て行こうと思っていた室内楽を聴きに行った。バイオリンやチェロ、ピア
ノなどが演奏された。大学に入る前からなにか楽器を習っていた人たちがかなりいるよ
うで、うらやましく感じた。モーツァルトの曲は聴きやすかったが、2つ目の曲は聞いた
ことの無い曲で退屈した。
その後、やきそばなどを買って食べていると、チアリーダの演技を行うと宣伝していた
ので、体育館にチアリーダの演技を見に行った。上智のチアリーダのレベルはよく知ら
ないが、近くで見るとなかなか迫力があった。腕の力で支えることが多く、美しさを目指
すというより、力強さを目指しているように見えた。
学園祭の印象としては、外部から来ている人も多いようで非常ににぎやかだった。大学
生の多くは楽しんでいるのだろう。私は、自分の大学の学園祭に在学中からほとんど
行ったことがなかったし、他の大学の学園祭もほとんど知らない。今学生だったら、昔と
違って結構楽しめたかもしれない。それだけ私自身変わったのだろう。
建物は中に入った1号館と8号館はかなり古く、教室も昔からの教室という感じだった。
都会にあるけれど構内はやはり大学の雰囲気だ。

[早稲田大学 早稲田祭]
10時がオープニングで、入ってすぐのステージで応援団が声を上げていた。そして、早
稲田の歌が始まり、ステージ前にいる人たちが肩を組んで左右に動いていた。早稲田大
学という共通項で結束する力があるらしい。私は大学生の頃はもっと冷めていたようで、
集うことを嫌っていたように思う。それに比べると、そこにいた大学生は素直なのかもしれ
ない。
さて、ステージ前では、立派なパンフレットを配っていた。全部で96ページあり、表紙を含
め20ページがカラーである。昨年の参加者は15万人だったらしいので、そのくらい印刷
していることを考えると、すごい金額がかかっている。この資金力に驚く。なお、上智大学
では有料(200円)だったので買えなかった。
パンフレットを見始めるとかえって行き先が決められない。時間が経つと子どもが退屈し
だす。そこで、歩きながら行き先を見つけようとした。しかし、なかなか手ごろなものは見つ
けられず、パフォーマンスゾーンで競技ダンス部のデモンストレーションというのを見た。面
白かったが、少しずつしか踊らないので物足りなかった。あとは、昨日に続いてやきそばな
どを買って、食事をしながらパントマイムを見たが、今いちだった。昼頃になると、とにかく
人が増えていた。追加のやきそばを買いに行ったときは人が多くてなかなか進めなかった。
何もしないのに子どもも疲れてきたようだったので、ケーキを売っている場所で休憩してから
早稲田を出た。3時間ほどいたのに疲れただけで終わってしまった。
家に帰ってからパンフレットを見直すと、様々な講演会や討論会が行われていたらしい。もう
少し調査してから行くべきだった。ただ、今年は子ども連れだったので参加は難しかっただ
ろうが。