高校野球地方大会 :2006.7.16
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今年幼稚園に入園した下の子どもが野球が好きでプロ野球を見に
行きたがっている。でも、せっかく見に行ったとしても1試合を全部
じっと見ていることはできないだろうと思ったので、まず、手始めに
近くの橿原球場に高校野球を見に行くことにした。
高校野球を球場で見るのは何年ぶりだったのだろう。20年以上見
ていなかったかもしれない。
今日は、第1試合が高取国際と桜井の対戦だった。高取国際が先行し
桜井が追いつくという展開が2回あった後、桜井が逆転、しかし、高取
国際も追いつき、延長戦になった。10回裏に桜井高校の代打の背番号
14番が左中間にヒットを打ちサヨナラ勝ちした。一塁線の当たりに1回目
反応できず得点を許してしまった桜井高校の一塁手がその後2回ももっと
難しそうな一塁線の当たりを好捕したり、チャンスに変化球を打てなかった
桜井の一番バッターに次の打席でもチャンスに回ってきて、バッテリーは
裏をかいてインコース直球で勝負したがレフト線に同点打を打たれるなど、
心理的な面も左右した非常におもしろい試合だった。
ヒットの数は両者合わせて30本以上あったが、四球が少なかったこともあり、
乱打戦というところまではいかず、締まった試合だったと思う。
最後にホームベースに帰ってくるランナーにタッチしたがわずかに及ばず
セーフになった後、高取国際の捕手はずっと泣いていた。高校野球は球
場で見ると良いものだと思った。
第1試合で帰るつもりだったが、第2試合は出身校の畝傍が出る試合だ
ったので少し見てから帰ることにした。1回に畝傍に3ランホームランが出た。
畝傍の選手がホームランを打つことがあるなんて非常に驚いた。7回表
4−0の状況まで見て球場をあとにした。下の子どもがそろそろ疲れてきて
いたからだ。でも1試合なら見ていられるものだということがわかってしまった。
次はプロ野球を見に行きたいとさっそく言っていた。
でも、僕はまた高校野球を見に行きたいと思った。