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天理市立病院の 沿革へ |
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院 長 挨 拶病院長就任に寄せて |
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| 先ず、東日本大震災にあわれた東北・関東の罹災者の皆様にお見舞いを申し上げます。震災後、早い時期から、決してうつむく事無く、復興への決意を表明されている方々をテレビで拝見する度に、感動以上のものを覚えます。被災地の医療機関では、設備・医療関係者の被害もさぞ甚大でありましょう。そこからの復興はさぞや苦難の連続であろうと思われます。 奈良県は医師・看護師不足が深刻で、県全体の医療体制の再構築が図られているところであります。被災地の苦難を思えば泣き言を言っている場合では無いのですが、当院も医師・看護師不足が深刻な状況が続く、というより悪化しております。そんななかで、当院が果たすべき役割と問題点としては、 1. 地域完結型医療:前院長の島野が提唱しておりましたが、病診連携・病病連携を密にし、東和医療圏の中で医療を完結するための役割を果たす。天理よろづ相談所病院、高井病院での急性期医療終了後の患者が、地域完結型医療の中でその後の医療を継続して受けられるための後方支援病院としての役割。 2. 在宅医療の後方支援:天理地区医師会の有志が在宅医療ネットワークを組織し、在宅医療の充実を図っています。患者急変時の受け入れ機関としての後方支援病院としての役割。 3. 緩和医療:ホスピスの絶対数不足から、がん末期の方の受け入れ病院が不足している。これまでも東和地区でのニードに応えてきたつもりであるが、県内のがん拠点病院からの要請に対しても、緩和ケアを提供する。 4. レスパイト入院:在宅介護家庭で、慶事・御不幸事等、介護者に急な事情が生じた場合、介護者が疲労困憊になった(なる前)場合等、様々な状態での要請に応じてきたが、まだレスパイト入院について知識の無い介護者もおられると思われる。レスパイト入院の意味を周知し利用していただきやすい態勢を構築する。 5. 産科医療の継続:産科常勤医1名での対応が続いており、産婦人科医には大変なご苦労をかけているが、産科施設の少ない天理地区での今後の産科医療を担っていくべく、産婦人科の充実をはかる。 6. 各種癌検診:天理市及び周辺市町村の乳癌検診を2000件/年程度行った。奈良県が策定したがん対策推進計画では「各種がん検診受診率を50%に上げる」となっている。現在乳癌検診が20%にやっと届く程度からすると、現在の倍以上の数となるが、何とかその需要に応えたい。胃癌検診・大腸癌検診の2次検診、肺癌CT検診にもまだ十分対応する余力がある。 7. 睡眠時無呼吸センター:県内で最初の睡眠時無呼吸センターとして活動してきたが、スタッフの充実でこれまで以上の需要に応えうる態勢である。 当院を取り巻く環境は大変厳しく、また病院施設も老朽化しており、存続の是非が大きな課題であります。上記に掲げました当院の役割を十分果たし、天理市民の皆様、周辺市町村の皆様に信頼される病院として、新病院建設が実現するよう努力する所存であります。 以上、新任の挨拶とさせていただきます。 |
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| 天理市立病院 院長 仲川 昌之 |
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