〜 JUNE VERSION 2002 〜

 

 

1250年!

奈良時代に開花した仏教文化を今日に伝える奈良・東大寺。

天平勝宝4年(752年)、聖武天皇の発願によって造像され、745年から造られ始めました。そして盛大に大仏の開眼法要が行われたのが、752年。つまり今からちょうど1250年前のこと。

以来、「東の大寺」と親しまれ日本の仏教と文化の発展に深くかかわってきました。

そういえば、むかし日本史で「末なごうに繁栄願う・・・」って覚えたっけ・・・??“なごうに”っで752・・・語呂合わせです・・(^.^)

 

 大仏さんとは・・・

 大仏さんと呼び親しまれていますが、大仏さんの名前は、盧舎那仏(るしゃなぶつ)と言います。宇宙をあまねく照らし出す仏さまです。なので台座蓮弁には一弁ごとにひとつの仏世界が線刻され華厳経の壮大な世界観がそのまま造形されています。

 大仏さんの大きさってどれくらいだと思いますか?

 像の高さは、14.98メートル。顔の長さは5.33メートルもあります。

そして、目の長さ、1.02メートル。耳の長さは2.54メートルもあるのですよ。大きさにびっくりですね。

 

 また日本を出て世界を見まわすと、昨年タリバンによって破壊されたアフガニスタン・バーミャンの磨崖仏。また中国には敦煌莫高窟、龍門石窟などの大仏が有名ですね。