結婚・・・その適齢期が上がっています。
晩婚化・非婚化が進む日本の中ですが、もう一度結婚の意味を考えてみませんか？

結婚の「婚」という字。女と昏を合わせた字ですが、昏は夕暮れを表します。
黄昏（たそがれ）という言葉があります。
嫁取りの式は、夕暮れに、婿が嫁の家に迎えに行くのが昔の礼でした。「婚」はまた、
嫁の実家のことも意味します。

結婚とは家そのものなのです。家が大切なのではないでしょうか。

結婚によって家と家とのつながりができ、新たな社会が生み出されてゆきます。
子供が産まれ、その子供も誰かを迎え入れたり、出て行ったりします・・・。かくして、
人間社会の発展は今まで続いてきたのではないでしょうか。

社会の最小単位は家族である、といいます。
お父さんがいて、お母さんがいて、お爺ちゃんお婆ちゃんがいる。昨今の核家族化や
２世帯住宅の普及などで、家族のあり方が少しずつ変わってきてはいますが、社会の
底辺に家族という基盤があることに違いはないと思われます。

国家の安泰しているところは、その構成要素であるひとつひとつの家庭がしっかりして
いるものです。一家の大黒柱である父親を母親が支え、それを見ながら子供は育って
ゆきます。そしてその子供が次なる社会を作ってゆくのです・・・。

結婚はそんな大事業のきっかけになるターニングポイントでもあります。