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No.10 品質を保つ為の図面の書き方

2004年3月


3.標準図の参考例

前記のような状況をふまえて当事務所では、通常の梁・柱の配置や断面を指示する伏図・軸組図に加えて次のような内容を指示する図面を添付するようにしている。

ここでは、当事務所の標準図を一部抜粋し、指示している内容を説明する。


3−1 ホールダウン金物の例



ホールダウン金物の標準図

指示内容

ラグスクリューを使用する場合の太さとその長さ

ラグスクリューは径12mmで首下の長さが100mm以上にしなければ耐力を確保できない。

梁(土台)上面から締め代分離す

ボルトのがたなどがあるので、30mm以上の締め代をとっておかないと締め切れない場合がある。

アンカーボルトの位置及び緊結方法(15kN以上)

15kN以上の引抜力になってくると土台やアンカーボルトの耐力が不足するので、ホールダウン用のアンカーボルトに直結する必要がある。この場合のアンカーボルトの位置は高い精度が要求される。


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 ©Tahara Architect & Associates, 2004