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No.8 吹き抜け・下屋を設計する注意点

2003年11月


3.外周部の梁の接合について


建築基準法では、耐力壁の取り付く柱の柱頭柱脚のみの接合部しか規定してなかったが、品確法の検討においては、主要な水平構面廻りの接合部の評価を行ない、その安全性を確かめている。

ここでは、水平構面を横倒しにした単純梁、あるいは片持ち梁とみなして、床の面材部分が曲げ応力を負担しないと仮定した時に、外周部の梁の負担する曲げ応力に対して、金物が安全かどうか確かめている。


その他の場合は、一般的な住宅では、より生じる力が小さいと考えて計算していない。

プランが極端に不整形な場合や、壁線内で耐力壁配置が著しく偏っている場合などには注意が必要である。



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 ©Tahara Architect & Associates, 2003