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No.7 実際の挙動に対応した接合金物とは

2003年9月


6−3.新許容応力度(標準法)

N値法とほぼ同じだが、建物重量による実際の押さえ込み力(柱の長期軸力)を計算して求める。

N値法の想定よりも建物重量が重い場合は、その分だけ引抜力が小さくなり、N値で計算するより金物が小さくなる。

建物重量が軽い場合はN値より一見不利となるが、そもそもそのような場合はN値計算の前提条件が成り立っていないので、N値計算を使ってはいけないのである。

また、垂壁・腰壁の抵抗力を無視しないので、その分だけ引き抜き力が実際に近くなる(小さくなる)のである。



垂壁・腰壁を考慮しない場合



垂壁・腰壁を考慮した場合


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 ©Tahara Architect & Associates, 2003