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No.7 実際の挙動に対応した接合金物とは

2003年9月


5.構造計画の重要性

さて、前回金物を減らせる方法を何点か挙げた。

建物を計画する最初の段階で、それら外力の低減、建物のバランス、小抵抗要素の複数分散配置等、建物の最適化等を考えておけば、金物は必要最低限で済むはずである。

つまり、すべては構造計画の問題なのである。

そして、構造の計画を立てた上で構造計算又は選定した結果、金物が存在することは納得ずくであるわけだから、金物だらけだといって悩む必要などないし、そもそも悩むことなどないだろう。

さて、金物の多い少ないは構造計画で決まるわけだが、次の問題は具体的な計算はどうなっているのかということである。

最初の例題の金物配置がどう計算されたかを解説しながら、各計算方法を比較する。


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 ©Tahara Architect & Associates, 2003