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No.5 既存木造住宅の耐震診断の現状

2003年2月


F耐力不足

20世紀木造住宅は、上述したような問題点が必ず1つ以上含まれていると思われる。

故に机上の計算では必要壁量が満たされていても、耐力壁の剛性低下は必須となる。

B接合部、D老朽化及びE施工不良については、一般に表面からの目視では判断できないが、「耐力不足」の要因としては非常に大きなウェートをしめている。

その他に、建築基準法に反映されていない、下記のような場合も注意しなければならない。




古民家の場合

柱が大きいから壁はなくても大丈夫!・・・なんてことはいえない。

普通の木造の建物は壁で水平力に抵抗するから、

いくら柱が18cm角や24cm角のように大きくても壁は必要なのである。

(柱の大きさが1m角のような大きさであれば話は別なのだが・・・)




小屋裏の剛性



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 ©Tahara Architect & Associates, 2003