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No.1 構造設計とは

2002年6月


4.3  スミ付け(構造材を加工する前のチェック)及び加工寸法の確認

この検査が木造建築の構造監理におけるキーポイントとなると言っても過言ではない。

このスミ付けに従って材が加工され、土台や柱、横架材といった各部位の構造材となって、施工される。

材料に関してはこの検査が最終となる。

材の長さ・断面・仕口・継ぎ手など構造設計で決められて構造図指示されているので、図面の指示どおりにスミがつけられているか、接合部や応力が大きくなる箇所に欠陥がないかチェックする。

例えば、応力が集中する仕口・継手等に死節やぬけ節があると、耐力が大きく低下してしまう。

また金物との取合いで不都合が生じていることもある。

このような欠陥・問題点が生じないように、よくチェックすることが大切である。




  

柱のホゾ加工寸法確認状況          追っ掛け大栓継ぎ加工寸法確認状況



  

目違い継ぎ加工寸法確認状況         引きボルト用座彫り穴確認状況



  

プレカットによる継ぎ手の加工寸法確認状況




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 ©Tahara Architect & Associates, 2003